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vol.15 愛犬のしゃっくりを止めよう!


犬って、しゃっくりをするんだ…。
愛犬チワワの「しゃっくり」に初めて気付いたとき、ちょっと驚いた。

犬のしゃっくりの原因は、人間と同じく横隔膜が痙攣して起こる。生理現象なので、基本的には気にしなくても良いらしい。しかし場合によっては、私たち飼い主が注意してあげなくてはいけないパターンがあるようなんです。

ということで、今回は犬のしゃっくりについて。
気を付けなくてはいけない原因と止め方病気の可能性について詳しくまとめました。特に危険がない場合でも、しゃっくりが続く時の効果的な止め方も紹介するので、気になる方は試してみて下さい。

ちなみに、水を飲ませるというしゃっくりの止め方もよく聞きますが、個人的にはあまりおすすめしません。理由はのちほど!

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犬のしゃっくりの原因は?

人間がしゃっくりを起こす原因は色々あるけれど、犬がしゃっくりを起こしやすい原因は主に3つ。
それぞれ考えられる原因と、しゃっくりを起こさせないための対策をまとめました。

  • 食事
  • ご飯をあっという間に平らげてしまう早食いの子は、しゃっくりを起こしやすい。
    また、フードの量や硬さが愛犬の体に合っていない時にも起こる。

    給餌量を見直したり、早食い防止のフードボウルを使うなどして、愛犬がゆっくりご飯を食べられるように工夫してみよう。それでも止まらないようなら、カリカリフードをふやかすのも対策の一つ。

  • 精神面
  • 意外かも知れないが、精神的な不安やストレスからしゃっくりを起こすことがある。
    子犬を迎えてすぐの頃や、引っ越しをした後など、生活環境が変化した時は注意してもらいたい。

    優しく声をかけてたり、撫でてあげたりして、早く愛犬の気持ちが落ち着くように気遣ってあげるのが一番。

  • 温度
  • 寒い季節になると、低体温が原因で犬がしゃっくりをすることも。
    頻繁に起こるのであれば、愛犬が過ごすスペースが寒すぎる可能性がある。

    暖房を調節したり、犬用ヒーターを使ってあげるなどして、愛犬の体を温めてあげよう。

犬が寝ている時にしゃっくりするのは?

犬は寝ている最中にも、しゃっくりするような動きをすることがある。

Maruも時々、寝そべりながら体をビクッビクッと小刻みに震わせることがあり、しゃっくりかな?と思ったが、どうやらこれはしゃっくりではないらしい。

よ~く観察してみると、痙攣というよりも、口の中でもごもごと吠えている感じ。
これは夢の中で吠えているようで、いわゆる「寝言」を言っているのと同じ。犬も人間と同じで、睡眠時はレム睡眠とノンレム睡眠があるらしく、眠りの浅いレム睡眠中にはこんな様子を見せることがある。
初めてこの様子を見たとき、「なにかの痙攣!?発作!?」と慌てたものです。それが単なる寝言だったとは…。

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病気が原因でしゃっくりすることも?

フードの量や気温など、先ほど挙げたポイントを見直しても改善しないときは、原因は別にあると考えられます。愛犬がしゃっくりを何度も繰り返すようであれば、何らかの病気が原因になっていることもあるんです。

犬のしゃっくりが症状のひとつとして、考えられる病気にはこんなものが。

  • 呼吸器系
  • 呼吸器の欠陥、喘息、肺炎

  • 心臓周辺
  • 心膜炎、心臓病、心臓肥大

  • その他の原因による
  • 寄生虫による腸内異常、胃捻転、脳卒中、てんかん、誤飲や誤食

ざっと見ても、深刻な病名が並んでいてびっくりしたかも知れません。呼吸器や心臓が原因だった場合、早い段階での治療がカギになるような病気もあります。たかがしゃっくり、と侮るのは危険なんですよ!

長時間しゃっくりが続いたり、しゃっくりの後にゼエゼエと苦しそうな息遣いしていたり、呼吸を苦しそうにする、何かを吐こうとするような様子などがあれば、動物病院を受診しておきましょう。
しゃっくり中の姿を動画に撮っておくと、獣医師さんに症状を伝えやすいのでかなり役立ちます。

犬のしゃっくりが止まらない!止め方はコレ

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[Maruも子犬の頃はしゃっくり魔だった]

犬のしゃっくりは、何もしなくても数分ほどで止まることがほとんど。
とは言っても、見ていると苦しそうな気もするし、止め方があるなら早めに止めてあげたい…という気持ちになってくるもの。

ということで、愛犬のしゃっくりが止まらない時は、こんな方法を試してみよう。


しゃっくりの止め方 みぞおちに刺激

愛犬のみぞおちの辺りを、手のひらでゆっくり抑えるか、ゆっくりさすってあげる。これを数回繰り返すと、不思議としゃっくりがピタっと止まります。

体を起こした状態のほうが止まりやすいので、お座りをさせるなどして行ってみよう。
大人しくしてくれる子なら、喉や胸のあたりも一緒にやさしく撫でるなど、マッサージをするのも効果的。

しゃっくり中に水を〇〇する止め方

犬のしゃっくりを止める方法を調べると、人間のように「水を飲ませる」という方法があります。
ところが、愛犬チワワにこれをさせて盛大に咳き込まれた経験があり、しゃっくり以上に苦しませてしまった苦い経験が…。
なので、個人的に「水を飲ませる」のはあまりおすすめしません。

そもそも、人間でも「水を飲むとしゃっくりが止まる」なんて説があるけど、あれは迷信らしい。
正確には「ゆっくり」水を飲むことで、横隔膜の緊張をやわらげることに効果があるようだ。とは言っても、犬にゆっくり飲め、というのは難しいところ。

おすすめなのは、人間の指に水を付けて舐めさせるというもの。これだと咳き込むこともないし、安心。
うちの子はこれで止まることが多いので、試す価値はあると思います。

超簡単なしゃっくりの止め方はコレ

しゃっくりが止まらないと、犬自身もしゃっくりに集中して、余計に止まらないという悪循環になりやすい。

犬がしゃっくりにばかり気を取られないように、大好きなおもちゃで遊びに誘ったり、おやつをチラつかせたりして、愛犬の気を最大限引いてみるんです。

「あっ、おやつ!!」「オヤツだー!」とテンションが上がることで、同時にしゃっくりが止まる、なんてこともあります。
これもMaruには効果がありました。好きなオヤツを見せた途端に、本当にしゃっくりがピタっと止まったので笑ってしまった。

おそらく一番簡単なしゃっくりの止め方なので、まずはこれを試してみてはどうでしょう。

しゃっくりが止まらない時はサポート!

人間でもしゃっくりがすぐに止まる時と、しつこく長時間続くことがある。
それは犬も同じようで、なかなかしゃっくりが止まらなくて、どうにも不快そうな顔で「ヒクッ、ヒクッ」としている姿も見かけます。

病気が原因でないようなときには、放っておけば勝手に止まるのだろうけど…。いつまでもヒックヒックしている姿を見ると、やっぱり放っておけそうにはないですよね。
そんな時は、今回紹介した方法をいくつか試してみて、愛犬のしゃっくりを止める手助けをしてあげて下さい。

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次回 >> vol.16 (執筆中)

 

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まるまむ

まるまむ

初めて迎えた愛犬チワワのMaruと暮らしながら、犬の幸せについて日々考えている。 愛犬の肉球の香りが、世界で一番癒される香りらしい。