dog0237 ある夜、仕事から帰宅すると、愛犬のペットシーツに赤い染みが…

まさか、血尿!?

そんな事は初めてだったので、慌てふためきながら「犬の血尿 原因」とネットで調べまくる僕。愛犬は元気そうだったので、翌朝に動物病院へ連れて行きましたが…大事には至らずホっとしました。

僕たち人間でも、血尿に遭遇するなんてことは、そうそう起こりませんよね。

もしも突然、愛犬が血尿を出すことがあったら…
どんな原因や病気を疑えばいいのでしょうか。

ということで今回は、愛犬の血尿の原因や疑われる病気について、詳しくお話していきます!

スポンサードリンク

犬の血尿はなぜ起こる?原因は?

犬のウンチは健康のバロメーターと言いますが、それもおしっこも同じ。
尿に異常が見られるときは、愛犬の体のどこかで、異常が起こっている可能性があります。

さらには、犬が血尿を出すとき、それが一時的なことなのか、何度も続くのかでも対応策が変わってきます。

血尿が出た日付やタイミング、尿の色や愛犬の様子など、そのときの様子をしっかりメモしておくと、一時的か慢性的なのかを判断できるめやすにもなりますよ!

犬の血尿の色とは?

血尿というと、真っ赤なおしっこを想像しませんか?
もちろん真っ赤な血尿になることもありますが、オレンジやピンクっぽい色もよくあるようです。

また、おしっこ全体に血の色が混じっている以外に、数滴だけなど一部分のみが血尿になっていることも…。写真に撮っておくなどして、色や尿量まで記録しておけば、動物病院でも伝えやすくなりますよ。

色がついているペットシーツは尿の色が判断しにくいため、できるだけ真っ白なペットシーツを使うのがおすすめです。

血尿しても元気!病院へ行くべき?

dog362
うちの愛犬の場合もそうだったんですが、血尿したのに元気だったんです。
食欲もあるし、散歩にも普段どおり行きたがりました。

後で獣医師さんに聞いたのですが、「元気だから」ということで、愛犬が血尿を出しても動物病院へ連れて行くかどうか、戸惑う飼い主さんは多いのだそうです。

血尿はカラダからのSOSサイン!?

とにかく、愛犬が元気でも病院へは行っておきましょう!

僕たち人間でも、ちょっとお腹が痛くなったり下痢になっても、緊急性を感じなければ、病院へは行かない人がほとんどだと思います。
でも、ある日いきなり血尿が出たら…さすがに、お医者さんに診てもらいますよね。

犬もそれは同じで、血尿が出ること事態にも色々な原因が考えられますが、何もないのに血尿が出ることは、まずありません。

何かが愛犬の身体の中で起こっているはずなので、それを突き止めるためにも、病院での診察は早いに越したことはないです。

その時に、獣医師さんに伝えるポイントはこの8つ!

  • 血尿の色(赤、赤茶色、オレンジ色など)
  • おしっこの普段の回数から変化はあるかどうか
  • 排尿時に痛がるような様子はあるか
  • 水をいつもより飲むようになっているか
  • 食欲の変化はあるか
  • お腹を触ろうとすると嫌がる、怒る様子はあるか
  • 嘔吐、発熱、下痢や便秘の症状はあるか
  • 去勢手術の有無

受診時に、血尿が出たときのペットシーツがあれば、忘れずに持参しましょう!

スポンサードリンク

犬の血尿の原因は病気だけじゃない?

血尿が出る=何かの病気、と思われがちですが、実は病気以外にも原因は考えられます。

愛犬に血尿が出たとき、考えられる原因は「病気」「中毒」「ストレス」の三つのうち、どれかに当てはまることがほとんどです。

具体的にどんなものなのか、それぞれ詳しく紹介していきますね。

血尿は中毒症状が原因に?

チョコレートやタマネギなど、犬にとって毒になる食べ物を食べた場合、中毒症状によって、貧血や血尿を引き起こすことがあります。

犬が中毒を起こす食べ物

タマネギ、長ネギなどのネギ科の植物、ニラ、にんにくなど

これらに含まれる「アリルプロピルジスルファイド」という成分によって、犬の血液中の赤血球が壊されます。

中毒症状は食べた直後よりも、2~3日後に起こることが圧倒的に多いんです。飼い主さんも、誤食から時間が経っているので、原因に気付きにくいという危険があります。

血尿が出た数日前に、これらの食べ物を食べた可能性があるかどうか?
動物病院を受診したときには、それを忘れずに獣医師さんに伝えましょう。

犬の血尿の原因になりやすい病気

尿路結石

犬の血尿で、まず最初に疑われるのが、尿路結石という病気です。
尿道や膀胱に結石ができてしまい、それが尿道や膀胱を傷付けて出血し、尿に混じって血尿になります。

<症状の特徴>
尿量が減る、尿が出辛い様子がある、排尿の体勢をとるのにおしっこが出ない、トイレの回数が増える
オス犬がかかりやすい

結石がおしっこの通り道を塞ぐため、普段に比べて尿量が減ったり、なかなかおしっこが出ないといった様子も見られます。

そのまま結石が大きくなり、尿の通り道を石が塞いでしまうと、尿を排泄できないという状態に。
そうなると、腎不全や尿毒症、膀胱破裂などの深刻な病気を引き起こす可能性が高くなり、とても危険です。

膀胱炎

細菌感染によって、おしっこを溜める膀胱が炎症を起こす病気です。

<症状の特徴>
尿量が減る、排尿痛がある、尿から異様なにおいがする、外陰部をなめる・気にするしぐさが増える
メス犬がかかりやすい

膀胱炎とは、膀胱内の粘膜が細菌に感染することで起こります。その細菌は尿道から入ってくることがほとんどで、尿道がオスに比べて短く、また地面に近いところで排泄するメスがかかりやすいんです。

膀胱炎は少々厄介な病気で、膀胱炎が他の病気(膀胱結石や尿路結石)を引き起こす原因になることも少なくないようです。

急性前立腺炎

これはオス犬のみがかかる病気で、生殖器のひとつである前立腺が肥大する病気です。

<症状の特徴>
尿量が減る、便秘、発熱、嘔吐、食欲の低下、お腹の痛み
去勢していないシニア犬がかかりやすい

この病気の原因はまだ解明されていませんが、去勢していないオス犬のシニア期(6歳~)によく見られます。
一説によると、精巣で分泌される男性ホルモンの量が影響しているのではないかと考えられているようです。

熱っぽかったり、食欲がない、尿が出にくいなどの症状が見られます。また、下腹部に痛みを感じる場合が多く、触ろうとすると犬が怒ることが多いようです。

ストレスでも血尿になる

edo01
冒頭に書いた、僕の愛犬の血尿の原因は…なんとストレスでした。

正確には、ストレスによって免疫力が落ち、膀胱炎になってしまったようでした。普段なら何てことのない細菌も、免疫力が落ちたことで身体が負けてしまったんです。

ストレスの原因は明白で、少し前に引っ越しをしていたんですよね。

環境の変化に戸惑ったのか、僕が帰宅するまでオシッコを我慢していたり、飲む水の量もなんだか減っているような様子はありました。そういった小さな積み重ねで、膀胱炎を起こしてしまったのだと思います。

処方薬のほかに、帰宅時間を早めるなど、愛犬のストレスを和らげるように心がけてから、割と早い時期に血尿は治まりました。

ヒート(生理)と血尿を間違えることも

避妊手術を受けていないメス犬の場合に限りますが、生理の血液が尿に混じっていることがあります。
犬の生理周期は半年に1回程度なので、ついつい「血尿が出た!」と驚いてしまうパターンも少なくないようです。

この場合は、血尿というほど鮮やかな赤色ではなく、少し茶色っぽい色の尿になります。

生理による血尿(のように見える状態)なら、病院へ連れて行かなくても大丈夫です。
生理中はデリケートになりやすいので、なるべくそっとしておき、リラックスさせてあげてくださいね。

普段から愛犬の尿の色や量をチェックしよう

犬が血尿を出すのは、体のどこかに異常があるというSOSサインです。
すぐに血尿が治まったから…と油断せず、血尿が1度でも出た場合には、まず病院へ相談するのが愛犬のためだと思います。

その為にも、普段から愛犬のオシッコの量や色をチェックする癖をつけることをおすすめします。

スポンサードリンク

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でwandoをフォローしよう!