vol.13 ペット保険を見直そう。
先日、アニコムのペット保険の更新はがきが届いた。
ペット保険の契約を見直そうと思っていた矢先だったので、重い腰を上げて色々と検討してみることに。
ということで今回は、約1年間アニコムのペット保険に加入してみて、実際に使った補償や、他プランとの比較などについてまとめたいと思います。
アニコムペット保険の保険料・契約プラン
現在、チワワのMaruが加入している保険内容はこの通り。- アニコム損害保険株式会社 どうぶつ健保ふぁみりぃ
- スタンダードタイプ70%
- 通院・入院:14,000円まで(70%保障、年20回まで)
- 手術:140,000円まで(年2回まで)
※あと、これにペット賠償責任特約(年1,500円)も付けてます。
誰かに怪我をさせたり、人の物を汚したりボロボロにした時に補償してくれるもの。無いとは思いたいけど、もしもの為に。
ペット保険に加入するかどうかは、飼い主さんそれぞれの考えがあると思う。
保険に入らず、保険料の分をそのまま犬貯金にするのも悪いとは思わない。健康な子なら、それで充分賄えるはずだし。
当初、わたしもMaruが子犬の頃にだけペット保険に入って、成犬になったら保険を解約して、犬貯金をするつもりだった。
でも、気になったのが犬種特有の病気。
こればかりは、うちの子は大丈夫!と言い切れないのが苦しいところ。
犬種特有の病気こそ、ペット保険の出番!
犬種特有の病気は意外と多く、ミニチュア・ダックスフンドなら椎間板ヘルニア、柴犬なら緑内障や甲状腺機能低下症などが挙げられる。チワワをはじめ、トイプードルなどの足の細い小型犬の場合、膝蓋骨脱臼(パテラ)になる可能性はかなり高い。
手術になると20~30万は軽く飛んでいくし、もちろん前後の通院代も馬鹿にならなくなる。
体の構造上、先天的に膝が緩い子も多いようで、それまで元気に走り回っていたのに、ある日突然膝が外れる、なんてことも少なくないそうだ。
フローリングに滑り止めマットを敷いたり、体重管理に気を付けたりはしているものの…気を付けていても起こる時は起こると聞いて、よりペット保険の重要性を考えるようになった。
プリズムコールに加入してみたけれど…
[うちに来て3週間頃のMaru。くまさんに熱烈ハグ中]
ちなみに、Maruが最初に加入したペット保険はプリズムコール(日本アニマル倶楽部)だった。
Maruの犬舎のブリーダーさんがプリズムコールの代理店契約をしていて、迎えたその日から保険が適用されるということだったので、特に迷うこともなく加入した。
ところが後で知ったのが、プリズムコールは膝蓋骨脱臼(パテラ)が保証範囲外。しかも、チワワに多いてんかん、気管虚脱も含まれてなかった…
調べてなかった自分が悪いのだが、まさに寝耳に水ですよ。
プリズムコールは、年齢が上がっても保険料が変わらないことや、保証割合が100%(上限額はある)というメリットもある。
関節系や呼吸器の疾患は、チワワなどの小型犬にも多い。手術や長い通院になる可能性も、そういった病気によるものが多いはず。
個人的に、一番保障してもらいたい部分が範囲外なのがなあ…
と思って、他のペット保険を検討していて、アニコムに加入したのが約1年前。
アニコムの補償内容と評判
1年間、アニコムのペット保険を使ってみて感じたメリットは、こんなところ。- 動物病院の窓口で清算できるのは、かなり楽。
- 大手なので、突然潰れる可能性がそこそこ低い。
- 補償適応の幅が広いので、何かと安心。
- 保険証がカードサイズで使いやすい。
保険期間があと3ヶ月残っているが、現在までにMaruが保険を使った実際の金額のはこれくらい。
※現在は支払割合が70%のプランだが、比較検討のために50%の場合も計算してみた。
Maruは特に持病もないので、決まった通院もない。
保険料を丸々掛け捨ててしまう可能性もあるが、それでも上記のような大病にかかった時のリスクを考えると…。本音としては、もったいないとも思うんですけどね。安心料と思うしかないところです。
※(追記)※
1年間にかかったMaruの医療費について、改めて再計算して記事にまとめました。
契約期間のラスト2ヶ月に一気に医療費が跳ね上がったので、こういったケースもあり得るんだなあと参考にして頂ければと思います。
表中の通院3回については、春頃に体調を崩したことがあったため。(咽頭炎の疑いでした)
初回にレントゲンなどの検査を受けて、あとは抗生剤で様子を見ることに。それでも治まらなければ、ステロイドを服用する予定だったものの、なんとか抗生剤だけで回復してくれた。
ステロイド治療になったら、これの倍は通院していたはずなので、ひとまずホっとしました。
改悪?アニコムの健康割増引制度
あと、今回の更新ハガキで知ったのがアニコムの健康割増引制度のこと。この部分を特に深く考えずに加入していたのだけど、改めて調べてみると、これが「アニコムの改悪」と世間で騒がれてたアレなんですね。
ところが、うちの場合は幸運にも「10%割引」の対象となっていて驚いた。
この記事での詳しい説明は割愛しますが、判定期間(初年度は開始日からの半年間)に通院が0回だったので、2年目は10%割り引いときますね!、という枠に入れたようだった。(春先の通院は、その判定期間から外れていたらしい)
アニコムを更新するにも、70%から50%に下げようかなあ、とも思っていたのだが、10%割引って結構大きい。
アニコムのペット保険は、年齢が上がるごとに保険料も上がるので、本来なら今回の更新で500円(年払いの場合)ほど保険料が上がるはずだった。でも、今回更新すると前年度より3,000円ほど安くなる…。むむむ。
アニコムを解約するか、継続するか。
他のペット保険へ切り替えることや、スタンダートタイプ50%に引き下げることも考えていたけど、予想外の10%割引の恩恵を受けたこともあって、2年目はアニコムのスタンダートタイプ70%のままで更新する方向で考え中。とは言っても、まだ猶予があるのでもう少し考えたいのだけど…。
ただ、3年目以降はちょっと検討したいところ。
1歳→2歳はそこまで保険料は上がってないけれど、3歳から保険料が跳ね上がっているのが気になるなあ。
最近気になっているのが、アクサダイレクトのいぬのきもち保険。わたしが保障してもらいたいと思う病気もカバーしてくれているし、大手の安心感もあるしで、割と真剣に乗り換えを考え中。
3年目の更新までに、じっくり比較して検討していきたいと思う。
ペット保険って、アレコレとややこしい事が多いので検討し始めるとすごく疲れる。
同じくあれこれと検討している飼い主さんも、あまり根を詰めると正常な判断を損なうかも知れないので、適度に頭を休ませながらじっくりと考えて下さいね。
次回 >> vol.14 犬鑑札と迷子札について考える
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まるまむ
初めて迎えた愛犬チワワのMaruと暮らしながら、犬の幸せについて日々考えている。
愛犬の肉球の香りが、世界で一番癒される香りらしい。
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