vol.7 避妊手術を受けたよ。(当日編)
うちのチワワのMaruが生後半年を迎えたとき、避妊手術を受けました。
実をいうと、もともとMaruに避妊手術を受けさせるつもりではなかった私。
最近は犬用の生理用品も豊富だし、年1回くらいのヒート(生理)ならなんとかなる、程度に思っていたから。
ただ、改めて避妊手術の有用性について考えると、やっぱり避妊手術を受けさせておきたい、と考えが180度変わったのでした。
ということで今回は、避妊手術を受けた愛犬チワワの手術費や、術後の経過について詳しくまとめました。
これから愛犬の避妊手術を考えている方の助けになれば、私もMaruも嬉しいです。
避妊手術の時期は生後半年。
避妊手術を受けよう。そう決めてすぐ、Maruの狂犬病の予防接種の為に、かかりつけの病院へ行くタイミングがあった。これが2015年の1月のこと。
予防接種のあと「避妊手術を考えているんですが」と話すと、そのまま手術日の予約まで、あっという間に話が進む。犬の手術ってこんなに早く決まるんだ…と唖然とした覚えがあります。
というのも、Maruが翌月の2015年2月で生後半年を迎えて、特に持病も無く健康で、手術に適した季節だったので、避妊手術を受ける時期としては最適だったからだそうだ。
費用や手術を受ける病院の方針について
かかりつけの病院では、避妊手術は基本的に一泊入院になると聞いて、改めて愛犬に手術を受けさせるという重圧を感じ、震える私。(調べてみると、避妊手術でも日帰り手術が主流のようです)
最初は「日帰りでもいいんだけどなあ」と思ったのですが、後で話す術後のMaruの様子を見たときは「一泊入院でよかった!!」と、心底思ったのでした。
避妊手術費用はいくら?チワワの場合
手術には先立つものも勿論必要で、避妊手術にかかる費用について。うちのチワワの避妊手術の場合、費用はこうなりました。
チワワの避妊手術費用
- 診察料 1,000
- 血液検査(術前)4,000
- 犬避妊手術 35,000
- 入院費 5,000
- 投薬料 700
「思ったより高い」とも思ったのが、正直なところ。
でも、こればっかりは安けりゃイイってものでもないですよね。
あまり考えたくはないけれど、もしもの事態を防ぐための「安心料」だとしたら…。これで愛犬の命を守れるのなら安いもんだ、と個人的には思ったわけなのです。
今回、避妊手術をお願いするかかりつけの病院は、そこそこ設備が整っていて、獣医師さんも複数居るところ。
他の病院と提携していて、そこで夜間救急なども受け付けてくれるし、スタッフさんも親切だし、「ここなら安心して任せられる」と思ったのが決め手だった。
他の病院と提携していて、そこで夜間救急なども受け付けてくれるし、スタッフさんも親切だし、「ここなら安心して任せられる」と思ったのが決め手だった。
去勢や避妊手術をやたらと安くしてくれる病院の中には、術前の血液検査を省いたりすることもある…と聞いて、心配になったのが大きい。
(その子が麻酔や手術自体に耐えられるかどうか、術前の血液検査で判断するのだそう)
術後、摘出したものや手術記録もしっかり見せてくれて、ここにお願いしてよかったなーと改めて思ったのを覚えています。
避妊手術当日、愛犬チワワの様子
手術日の予約を取った時に、病院側から言われていたのはこの二点。- 手術前日は20時以降は絶食、水はOK。
- 当日は絶食、水もダメ。
当日絶食という部分に引っかかって、そこは先生に聞いておいた。
チワワは子犬期に低血糖になりやすいと聞いていたので、絶食なんてしたら低血糖になるんじゃ…と心配になったので。
先生の回答は「そんなに心配しなくても、生後半年なら大丈夫」とのことで。朝に病院へ預ける予定だったので、それ以降はきちんと様子をみるので安心してください、と言ってもらえてホっとした。
お腹が空き過ぎて吐いてしまう子もいるが、かわいそう!と思ってフードを与えないように。麻酔中、胃の内容物が逆流して、気管が塞がれてしまう恐れがあります。この日ばかりは、心を鬼に!
病院へ連れて行く前に、まっさらなお腹を記念撮影!
[このお腹に、これからメスを入れるのか…と思うとやっぱり切ない。]
血液検査~避妊手術開始まで
わたしの雰囲気を察したのか、待合室ではキャリーから身を乗り出して、隣の人に笑われるくらいプルプルと震えていたMaru。おまえ、そんな調子で大丈夫か。これから手術なんだぞ。
血液検査をして、そのまま問題が無ければ昼一番で手術。しばしMaruとお別れに。
まずは手術前の血液検査をしてから、手術可能かどうか判断することになる。血液検査でNGになる子もいるそうで、手術前には病院から電話が掛かってくることになっていた。
Maruは特に血液検査で問題もなく、「避妊手術に進みます」とお昼頃に電話があった。
それから待つこと数時間…。
夕方に「無事に手術が終わりました」「Maruちゃん、きちんと麻酔から目覚めましたよ」という電話がくるまで、緊張しっぱなしだった。ああ、よかった。
手術後の様子と、手術内容の説明
麻酔がもう少し醒めて、頭がはっきりしてくる頃(19時頃)に、今日手術の様子の説明と、面会に行くことに。まだボーッとしているようで、反応が鈍い様子。
名前を呼んでみても、聞こえているのかいないのか微妙な感じ。
[とにかくぼーっとしている。]
担当の獣医師さんによると、Maruは同じチワワの子に比べて子宮が小さかったらしい。
手術記録にも開始直後には「子宮見つからず」とはっきり書かれていて驚き。その後きちんと見つかり、摘出されたのだけども…。ちなみに、Maruは極小まではいかないが、ちょっと小柄な体格だった。
抜いてもらった乳歯と一緒に、摘出された子宮も見せてもらえた。ほんと「ちっさ!!」と声に出たくらい、小さい。女性の爪くらいの大きさしかなくて、そりゃ見つけにくいわと納得した。
術後の痛みと戦うチワワっ子
獣医師さんと話している間、Maruがのろのろと立ち上がって、寝る体制を変えようとしたところ…どこか痛んだのか「キャンッッ!!!」と今まで聞いたことのない声で鳴いた。[お腹を切ったんだから、そりゃ痛いよね。]
一緒に面会に行った夫は、その様子で一気に青ざめて「かわいそう…うう、つらい…」と憔悴していた。(男性は痛みに弱いって、本当なのかも。夫が特にそうなのかも知れませんが)
術後の一泊入院は個人的に安心
手術当日はこんな様子だったので、最初は怪訝に思った「一泊入院」も、逆にありがたく感じることになった。ちょっと体勢を変えるだけでも、あの様子だったMaru。こんな状態の愛犬を連れて帰るのは、私的にかなり不安がある。ビビりな私と夫なので、同じく心配性の飼い主さんは、一泊させてくれる病院を選ぶのもいいかも知れないです。
ということで…チワワっ子の避妊手術はとりあえず、無事終了。ああ、よかった。
ですが、術後そのまま平和に、というわけにも行かなかったのです。
(次回→ 避妊手術後の様子。役立ったアイテムと、医療ミス?な疑い。)
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まるまむ
初めて迎えた愛犬チワワのMaruと暮らしながら、犬の幸せについて日々考えている。
愛犬の肉球の香りが、世界で一番癒される香りらしい。
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