vol.6 子犬は当たり前?ウ〇チを巡る戦い
愛犬のことは可愛くてたまらないが、どうしてもやめてもらいたいことが一つだけある。
新しいおもちゃを1日で噛み壊したり、時々カーペットの上でオシッコをしたり…そんな事は全く気にしていない。でも、どうしても「食糞」だけはNG。
残念なことに、チワワの愛犬Maruは食糞の常習犯だった。
これをなんとかやめさせるために、四苦八苦したことについて今回は話していきたい。
やめさせる方法や対策なども色々と講じたので、愛犬の食糞に悩んでいる飼い主さんはどうぞ参考までに。
(※こんなテーマなので、そういったワードが頻出します)
愛犬は食糞の常習犯
パピー期の子犬が食糞することはよくあることらしいが、それでも人間の道徳観からすると、見ていて気分が良いものではない。ウサギとは違って、犬は糞を食べて栄養を補う必要はないし、だったら尚更食べないでもらいたいところ。
その上、食糞をやめないうちのチワワの場合は、なぜか周りに散らかしまくるのが頭痛の種だった。
前足で蹴って転がしてみたり、ちょっとずつ齧っては撒き散らし、挙句はウンチを咥えて自分のお気に入りのクッションの上まで運ぼうとする。(食糞せず、ウンチで遊ぶのはオスの子犬にも多いそうだ)
その結果、被害はペットシーツにとどまらず、周りのカーペットやクッションにまで及ぶことに…
百歩譲って、食糞してもいい。
だが、散らかすな。持ち運ぶな。お願いだから。
私が試した食糞をやめさせる対策

⇒「犬が食糞をやめない理由。原因と対策を正しく理解しよう」
そうと分かっていても、毎日のようにカーペットやクッションを汚されていてはたまらないので、あれこれと対策を講じてみることにした。
- 糞の味を変えてみる
- 食糞しそうになったら叱る、大きな音を立てる
- トイレ後におやつをあげる
結果は惨敗。最初は怪訝な顔をしているが、すぐにぺろっといかれてしまう。
それどころか、大きな物音を立てようものなら、ウンチを咥えてそそくさと逃げようとする。
おやつを食べている間に、ささっと糞の始末をしておく。
これは割と効果が高く、ウンチをする=おやつをもらえる、と覚えてからは、トイレから出てくると真っ先に私に知らせにくるようになった。
一番効果を感じたのは、トイレのたびにおやつをあげる方法。
ただ、留守中や私が用事をしていて気付かない時などは、おやつをもらえない腹いせなのか、食糞していることも少なくなかった。
あと一歩が、なかなか難しいところなのです。
食糞の原因と対策をプロに聞いてみた
これはまた別記事で書こうと思うが、一度Maruをしつけの先生に見てもらったことがある。その時に食糞についても相談してみたのだが、犬のプロの意見はこうだった。パピー用のドッグフードから、成犬用フードに切り替えると食糞が治まる子がほとんどなので、焦らないで大丈夫。それでも食糞をやめない場合は、その子にとって食糞が習慣化していることが考えられる。
その頃はまだパピー用のドッグフードを与えていたので、ああそういうことだったのかと腑に落ちた覚えがある。
パピー用のフード全般がそうなのならば、いくらフードの与え方を変えてもそう大差ないわけだ。
食糞をやめさせるための最大のコツ
更に、そのドッグトレーナーさんに言われたのが…ウンチを拾っているところを、犬に見せないこと!!
とてもシンプルだが、意外とこれが出来ていない飼い主さんが多いらしい。
犬にとって、自分の関心がある物を飼い主が拾って取っている、というシーンはあまり良くないのだそうだ。それが食糞行動を冗長させていることもあるのだとか。
ということで、我が家の食糞対策はこちらの方法に落ち着いた。
私が実践した食糞対策
- ウンチを拾うシーンを犬に見せない
- おやつに関心を向けさせる
これまでの方法では、トイレのすぐそばでおやつを与えていたため、糞を始末するシーンは犬も見ていたと思う。
この点を改善すべく、ウンチをしたら愛犬を自分のそばにまで呼び寄せ、そこからおやつをぶん投げて追わせる。
投げられたおやつを追いかけて、犬からトイレが見えない位置にまで行ったら、その隙に糞の始末をするようにした。
こうすると、ウンチが消えたのは飼い主の仕業だとバレないし、犬にとってもおやつ探しというご褒美もある。
しばらくこれを続けることにした。

[かわいい顔でも、やっていいことと悪いことがあるのだよ]
ある日、愛犬の食糞がなくなった
上記の方法を、数ヶ月ほど根気強く続けていたある日の朝のこと。まるがトイレスペースの前にちょこんと座って、じっと私の方を見つめていた。
どうしたんだろうか、とその様子を眺めていると、トイレと私へ交互に視線を送っているMaru。
トイレには、いじった形跡のないウ〇チが…!
食糞、してない。……マジ?
驚いてMaruを見つめると「はやく、おやつ!」と催促するような顔をしていたのを覚えている。
この日を境に、Maruの食糞の頻度はどんどん下がっていったのだった。
具体的に何が効いたのかは不明だけど、それまで根気よく教え続けたことを、ある日唐突に理解したのかなあ、とも思っている。
それとも「そろそろ食糞やめよっかな~、私も大人だしぃ」みたいな自覚が、愛犬の中に生まれたりしたのだろうか。
焦らず、気長に続けるのが一番。
現在、もうすぐ2歳になるMaruだが、食糞はほぼなくなった。身体のサイクルが成熟したのか、そもそものトイレの回数がかなり減ったのもあると思う。今はトイレ後のおやつは止めている。それでも、トイレの後は私に知らせにくる素振りを見せるので、ウンチしたらおやつ、のしつけはなかなか当たりだったのではないかと今は思う。
食糞をやめない子に悩む飼い主さんは、一度試してみてはどうでしょうか。すぐには効果が分からないかも知れないけど…
長い目でのんびり続けると、ある日いきなり、食糞をやめる日が来るんじゃないかと個人的には思っているので。
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まるまむ
初めて迎えた愛犬チワワのMaruと暮らしながら、犬の幸せについて日々考えている。
愛犬の肉球の香りが、世界で一番癒される香りらしい。

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