愛犬のブラッシング、してますか?
ブラッシングには余分な抜け毛を取るだけでなく、お散歩などの普段の生活で付着するホコリや汚れをきれいにする役割もあります。また、ブラシで犬の身体の表面の血流を良くすることで、毛並みを美しく保つなど、大切なお手入れのひとつです。
そしてもう一つ、ブラッシングは愛犬との特別なスキンシップの時間でもあります。
きちんとブラッシングしてあげることで、被毛の健康を保つほかに、愛犬とのコミュニケーションを円滑にする効果もあるんですよ。
とはいっても、みんなが最初からお利口にブラッシングに応じてくれるわけでもありません(´-`)
「愛犬が嫌がるから、ブラッシングは諦めた」
…なんて飼い主さんも少なくないのでは。
ということで今回は、ブラッシングを嫌がる愛犬でも上手にブラッシングする方法についてまとめました。
愛犬のブラッシングにお悩みなら、ぜひ参考にして下さい。
きっと、ワンコもお手入れの時間を好きになってくれるはずです。
ブラッシングを嫌がるのは当然?
最初に言っておくと、最初から「わたし、ブラッシング大好きなの!」という犬はあまりいないんです。それは犬の本能的な理由からで、手足やしっぽなどの身体の先端を触られるのが苦手という子が多いのです。
まずは、身体を触られる事に慣れさせるのが最大のポイント。
ブラッシングはひとまず置いておいて、遊び疲れてまったりとしている時などに、耳や手足などに触って、「触られても平気」と覚えさせましょう。
飼い主さんもリラックス!
コツは「さあブラッシングするぞ!」と意気込まないこと。飼い主さんの緊張は愛犬にも伝わってしまうので、余計に愛犬も身構えてしまいます。
最初はやさしくブラシで身体を撫でてあげるくらいで充分です。
いきなり毛並みをブラシでガシガシし始めると、犬もビックリして「何するの!それ嫌い!!」とブラッシング嫌いを重症化させかねません。
焦らず、少しずつブラシに慣らすようにしましょう。
* * *
この手順を踏まえてもブラッシングを嫌がるというワンコの場合、他に原因がある可能性が高いのかな~と思います。
考えられる原因別に対策をまとめましたので、愛犬の様子をよ~く観察して、どうしてブラッシングを嫌がるのか、原因を突き止めてみましょう。
原因別!ブラッシング嫌いを克服させる方法
- ブラシを敵やおもちゃと思っている場合
- 過去のイヤな経験がトラウマに?
そんなワンコに見られがちなのが、この傾向です。
それまでお利口さんにしていたのに、ブラッシングしようとブラシを手に持つと、いきなり態度が豹変するなんてことも(´-`)
このタイプの子は、まずはブラッシングの前に、たくさん遊んでクタクタに疲れさせてあげます。
そうするとブラシに興奮しにくくなりやすいので、そのままブラッシングがお利口に出来たら、ご褒美をあげましょう。
もしくは、お気に入りのおもちゃやおやつ(噛みごたえのある物がグッド)を与えて、気をそらしている間にブラッシングするのいいでしょう。
これを繰り返すことで、ブラッシングで大人しくしていればご褒美がもらえる!と犬も学習するようになります。
どうしてもブラシに執着するようであれば、ブラシの色や形状が違うものを使ってみるのも手です。
特に多いきっかけに、こんなものがあります。
・嫌がったのに、無理やりブラッシングされた
・強い力でブラシを当てられて、痛みを感じた
・ブラッシング中に大きな音が鳴るなど、恐怖を感じた
・強い力でブラシを当てられて、痛みを感じた
・ブラッシング中に大きな音が鳴るなど、恐怖を感じた
ブラシを威嚇したり、怖がったりする場合は、何らかの過去の経験によって「ブラッシング=嫌なこと」と記憶していることがあります。
こんなワンコの場合は、まずはリラックスさせることが先決です。
優しく身体中を撫でてマッサージしたり、「大好きだよ~」「大丈夫だよ、イイコだね~」と話し掛けて褒めながら、少しずつブラシへの警戒を解いていきましょう。
ご主人に触られると気持ち良いなあ、と愛犬が思ってくれれば、ブラッシングしても身を任せてくれるようになります。
過去のトラウマでブラッシング嫌いになっている子は、苦手意識が無くなるまで時間がかかるかも知れません。焦らずのんびりと様子をみてあげて下さいね。
- そのブラシが合っていないのかも?
我が家の犬たちでも、ブラシによって気持ち良さそうにしたり嫌がったりと反応がかなり変わります。
しかも、この子はこのブラシが好きだけど、あの子はダメ、みたいな相性もあるんです(-∀-`; )
ブラッシング用ブラシには、金属製のものから、豚や馬の毛、ゴム製、プラスチック製など様々な種類があります。
肌への感触も全然違ってくるので、いくらやってもブラッシングに慣れてくれない子でも、ブラシを変えてみるだけで驚くほど大人しくなる事も少なくありません。
また、毛が寝ている背中や脇の部分など、毛が薄いところはブラシのピンが肌に当たりやすいので、痛みを感じて嫌がることがあります。
毛量が少ない所はやさし~く梳いてあげましょう。
諦めないで根気強く愛犬と向き合おう
最初から大人しくブラッシングさせてくれる子もいれば、なかなかブラシに警戒を解いてくれない子もいます。それでも飼い主さんが諦めず、何回も練習していれば、ほとんどのワンコはブラッシングに慣れてくれるものです。
我が家の犬達や、過去に飼っていた犬達も、最初はどうであれ、最終的には素直に身体を任せてくれるようになりました。
それまで出来なかったことが、だんだんと出来るようになっていく愛犬の姿は、見ていてとっても嬉しいものですよ。
愛犬と一緒に練習を重ねて、ぜひブラッシングを素敵なスキンシップの時間にして下さいね^^
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犬山 はる子
パピーウォーカーの経験から犬に関心を持ち、犬の問題行動やストレスケアについての知識を深める。
現在は3頭の犬と暮らし、犬が与える癒しのパワーに日々お世話になっている。
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