dog65 これから一緒に暮らすことになった愛犬に、どんな名前を付けようかなあ。
犬を迎えるとき、必ず考えるのが犬の名前決めですよね。

「えーっと…白いから、シロで!」と、割とフランクな感じで名前を決める飼い主さんも少なくありません。

ですが、正にこれから犬の名前を考えようと思っているなら…
あまり知られていないけど実は重要な、犬の名付けに関するトリビアがあるんです。
ちょっと面白い話でもあるので、愛犬の名前を命名する前に、ぜひ知っておいてもらえたらと思います。

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犬が聞き取りにくい名前。母音と子音

人間とは違って、犬の聴覚(聴く力)は、母音の聞き取りは得意だけど、子音の聞き取りはニガテ、という説が有力視されています。


母音と子音ってなに?

  • 母音(ぼいん)
  • 「あいうえお」→「a/i/u/e/o」これが母音です。

  • 子音(しいん)
  • 「かきくけこ」→「ka/ki/ku/ke/ko」
    この[k]にあたるところが子音で、母音が後ろに付いています。日本語の場合、子音だけの発音は「n(ん)」のみです。
 

人間は子音の違いを聞き分けられますが、犬は聞き分けにくいようなんです。


例えば、犬に「銀二(ぎんじ)」と名付けたとします。

犬が自分の名前を「ぎんじ」と認識していても、試しに「しんじ」「みんじ」「にんき」と呼んでみると…。銀二くんは「ん?ぼくのこと呼んだ?」と反応するんです(´ー`A;)

これは名前の母音に反応していて、試しに読んだ名前も全て [i/n/i] の同じ母音の組み合わせだからです。

たとえば、「マル」と「ハル」([a/u])、「タロ」と「ナオ」([a/o])などもそれぞれ同じ音になりますね。飼い主さんが「マルちゃ~ん」と呼んでいても、犬には「[あう]ちゃ~ん」と聞こえてるのかも知れません。


多頭飼いなら名前の音に配慮も

犬を一頭だけ飼っているなら、あまり気にしなくて大丈夫。ですが、多頭飼いで名前の母音が似ていると、犬たちが混乱する可能性はあります。

上の例に挙げた「マル」と「ハル」だと、そのまま普段から呼ぶと「どっち?」となってしまうので、ニックネームを別々に付けてあげるのもいいかも知れませんね。

マーちゃんとはるる、とか、マルコとハルちゃんなど。なるべく全く違う響きにするのがポイントです。

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名前で犬の性格が変わるってホント?

これは、とある訓練士さんの話なのですが、犬の名前と性格には共通点があるそうなんです。「マジ?」って僕も思いましたが、周りのワンコ達を思い浮かべると…結構当たっていたりして。


犬の名前を呼ぶとき、名前の一文字目を自然と強く発声するものです。
る、ロ、サシ…実際に声に出してみると、なんとなく分かるはず)

この名前の一文字目の母音によって、犬の性格の傾向が分類されるのだとか。

母音別 犬の性格の傾向


  • 母音「あ」
  • 明るくて元気、おちゃめ

  • 母音「い」
  • テンションが高めで、興奮しやすい

  • 母音「う」
  • 落ち着きがあり、冷静

  • 母音「え」
  • 少しわがまま、だけど明るくて元気

  • 母音「お」
  • のんびり屋、たまにおっちょこちょい



実は、僕がこの訓練士さんの記事を読んだのが、ちょうど犬を飼い始めるときでした。犬の名前に悩んでネットサーフィンしまくっていたんですが、その時に見たページに書かれていたのがこの話だったんです。

「気の小さい子には「レモン」とかがいいですよ!」と仰っているのを知り、名前が決定。レモンと似た音の「エドモン」と名付けました。

(うちのワンコ小話)
家に来たときは、それはそれはもうビビリな子犬でした。周りのあらゆることにおっかなびっくりで、散歩ですれ違う人や車にも怯えっぱなし。男だろ、しっかりしろよ…と日々思ったものです(´ー`A;)

ですが、今は明るくて活発な子に育っています。でも、ちょっとのんびり屋でマイペースなところもあるし…。
こう育ってくれたのも、名付けの効果が大きかったのかも知れません。

名前の印象で性格が変わるかも

dog54 犬の名前の一文字目の音で、犬のおおまかな性格が変わってくるとお話しました。
それとは別に、名前全体から受ける印象も、犬の性格への影響があるようです。


強い・優しい印象の名前は性格に影響する?

ムサシ、ガルム、ハルク…など、強そうな名前を付けられた犬は、屈強で強い、ちょっと偉そうな性格に自然と育っていくそうで。
反対に、ユウ、そら、ハッピーなど、優しい印象の名前の犬は、雰囲気も優しい温和な性格になるそうです。

これは、飼い主さんが犬の名前を呼ぶときの空気感が大きく影響しています。


名前を呼ぶとき、強そうな名前だと「ムサシ!」「ガルム!!」と無意識に力をこめて呼んだり、ぴりっとした感じになりやすい傾向が。
犬は空気を読む力に長けているので、飼い主さんの声音に反応しやすいみたいなんですよね。

大きな態度を取る犬にさせない為には、意識的にやさしい声音で名前を呼んであげること。力強い名前でも「むーくん」「がるちゃん」など、くんちゃん付けにすると、雰囲気が柔らかくなります。
既に名前を決めているという場合でも、ぜひお試しください。

願いをこめて、素敵な名前を犬に!

僕の愛犬エドモンの名前決めもそうでしたが、飼い主さんの願いを込めた名付けって、意外と犬に伝わるものだと思います。それは名前の音だけでなく、口調や呼び方などから、犬が気持ちを汲み取っているからなのかも。

どんな子に育って欲しいか改めて考えながら、愛犬の名前を考えてみると…。案外、願った通りの性格の子に育つかも知れませんね^^

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