dog121 まんまるな瞳に、小さな顔。甘えてくると思ったらいきなりそっぽを向く、猫のような性格の、チワワの愛犬Maru

こちらの連載にも書いているが、私が初めて飼った犬は「チワワ」の女の子。
最初からチワワにしようと決めていたわけではなく、なんとなく見たホームページでMaruを見つけて一目惚れし、引き取るという流れだった。
→犬を飼いたい!そんな時に出会った可愛すぎるチワワ

そういえば、チワワってどんな犬種なんだろうか。
と、今更ながらに思ったので、実際に飼ってみて私が感じたことも織り交ぜつつ、記事にまとめてみました。

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チワワの歴史

チワワはメキシコ生まれで、そのルーツには様々な説がある。メキシコの犬が先祖とも言われているし、中国やヨーロッパから持ち込まれた小型犬が先祖とも。

先祖とされるテチチ(Techichi)を見た冒険家のコロンブスが、スペイン国王に「小さくて吠えない犬を発見した」と報告した、という逸話もあるそうだ。(テチチは吠えないそうだが、チワワは割とよく吠える)

チワワの性格

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溌溂で献身的だけど、警戒心が強い?

小さくていつもプルプルと震えている、臆病な性格と思われがちなチワワ。
ところが、意外にも大胆な性格の子は多く、小柄な体に似合わず、勝ち気で強気という場合が多い。

確かにうちの愛犬Maruも、ドッグランなどでは他のワンちゃんに「オラオラッ!」と突っ込んでいくことも多いし、散歩中や動物病院で大きな犬に会うと、怯えずに威嚇することがよくある。

チワワは「体は小さいが心は闘犬」とどこかで聞いたことがあるが、あながち間違ってないかもと個人的には思う。

また、チワワは小型犬ではあるが、縄張り意識が強いのが特徴的。度胸もあるので、侵入者の有無を知らせる番犬としては向いているかも。


自由気ままな性格は猫のよう

チワワは活発で好奇心旺盛なうえ、飼い主にも深い愛情を示してくれる。
言うことをよく聞く「忠犬」である反面、飼い主を守ろうとして、見知らぬ人に警戒心を抱きがちになってしまう面も。

飼い主大好き!な性格かと思いきや、自立心も高い。甘えたい時はすり寄ってきて、気が向かない時はそっぽを向く「ツンデレ」なところがあるのも、とっても可愛い。そんな所は、猫によく似ていると思う。


甘やかし過ぎに注意!

とはいえ、チワワでも怖がりで内弁慶な子は勿論いるので、その子ごとの性格にも左右されるんじゃないだろうか。

小さくて可愛らしいので、ついつい甘やかしてしまいたくなる飼い主さんも少なくない。
しかし、チワワは小柄でも気が強いので、甘やかしてばかりでしつけを怠ると、ワガママで噛み癖のある犬になってしまう可能性がある。

小さな頃からしっかりとしつけをして、攻撃的な子にならないように気を付けよう。

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チワワの特徴

チワワは、「世界で最も小さな犬種」と公認されている。
アップルヘッドと言われる、リンゴのような丸みを帯びた頭の形や、体の割に大きな立ち耳、うるうるした大きな瞳が特徴的。


スムースとロング、違いは?

また、チワワは被毛の種類によって2種類に分けられる。

スムースタイプ

毛が短く、滑らかで光沢のある毛に覆われている。
簡単なブラッシングや、タオルで拭いてあげる程度のお手入れでOK。
換毛期には、それなりに毛が抜ける。

ロングタイプ

全体的に毛が長く、耳回りの飾り毛が特徴的。
柔らかい毛は抜け毛が多く、また長い毛は毛玉になりやすいので、ブラッシングには注意が必要。
換毛期にはどっさり毛が抜けるので、驚かないように。

スムースとロングでは、被毛の長さの違いから体感温度に差がある。

スムースが寒くて震えていても、ロングは平気だったり、暑い時期の散歩から帰ってきてもスムースはクールダワンが早く、ロングは暑そうにハアハアしている時間が長かったりなど。

日々のお手入れがやりやすいのは、やはりスムースのチワワかな、と個人的には思う。

うちのMaruはロングコートなので、長い抜け毛は散らかるし、夏場は毛を梳いたりしてあげないと辛そうな感じ。それでも可愛いから、全く苦にはならないのだけれど

余談だが、ロングよりスムースの方が性格が穏やかな印象がある。うちのMaruを含め、ロングコートのチワワは、気が強い子が多いような気がする。特に女の子。これは私の周りだけかも知れないが…皆さん、どうでしょうか。

チワワの毛色は種類が豊富!

dog125 チワワは、毛色の種類が豊富なことも特徴のひとつ。
毛の色だけでなく、その組み合わせによって単色、パーティカラー、トライカラーといった3種類の毛色に分けられる。

  • 単色
  • 文字通り1色のみの毛色で、最も定番なのはクリームと言われている。

  • パーティカラー
  • 白地をメインとして、もう1色が加わる。2色目はまだら模様のように、部分的に固まって模様が作られることが特徴。
    パーティーとは言わずに、ホワイト&〇〇(色の名前)と表記されることも。

  • トライカラー
  • 3色以上の色の組み合わせ。滅多に見られないような、めずらしい組み合わせも存在する。

単色だけでも、レッド、ホワイト、クリーム、セーブル、フォーン、ブルー、チョコレートなど様々。カラーについて、はっきりとした明確な定義は決められていないそうだ。

また、成長によって毛色が変わることがあり、チワワは七変化の犬としても有名らしい。


うちの子の毛色の変化

うちのチワワのMaruの場合、パピーの頃の毛色はレッドだったが、成犬になるにつれてフォーンのような毛色に変わっていった。

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[生後4ヶ月頃。毛は赤茶で、所々こげ茶の差し毛が]

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[成犬後。全体的に薄い茶色になり、差し毛はなくなった]

レッドとフォーンの違いは微妙らしいが、うちの子の場合はどうなるんだろう。白と茶のパーティカラーという認識で合っているのだろうか。
ちなみに、血統書には「RED&WHITE」と書かれている。

日々の暮らしで気を付けたいこと

実際にチワワを飼うことになったとき、日頃から気を付けたいポイントをまとめた。
他の犬と変わらないケアもあるが、チワワならではの注意点はこんなところ。

  • 涙のケアを忘れずに
  • チワワは瞳が大きいため、涙がたくさん出てきやすい。
    目の下が涙で常に濡れていると、毛が変色して「涙やけ」を起こしやすいので気を付けよう。
    一日に一度は、目の下をコットンで拭いてあげるのがいいと思う。

  • 水分を取らせる工夫を
  • あまり水分を積極的に飲まない犬種なので、水分摂取の量に気を付けてあげたい。
    ウェットフードを与えたり、普段のカリカリフードに水やスープを足してあげたりするのが効果的。

  • こまめに外へ連れ出す
  • 小柄で散歩量が少ないのが嬉しいが、それゆえに外に連れ出さず、部屋の中でばかり過ごさせてしまいやすい。
    外的刺激が少ない環境で長く過ごすと、怯えやすくなり、吠えたり噛んだりしやすい子に育つ可能性がある。

    そうならないように、体の小ささを活かして、キャリーなどに入れて外に連れ出してあげよう。ドッグカフェなどもおすすめ。

チワワのかかりやすい病気

dog123 チワワ特有の病気や怪我には、例えばこんなものがある。
  • 角膜損傷(かくまくそんしょう)
  • 膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
  • 気管虚脱(きかんきょだつ)
  • 水頭症(すいとうしょう)

大きな目ゆえに傷が付きやすかったり、手足が華奢なために膝の関節を悪くしやすい。また、先天的な原因が多いとされる水頭症も、頭が小さいチワワによく見られる病気のひとつだ。

チワワは体があまり丈夫ではないので、心配になったらすぐ動物病院へ連れて行くように心がけたい。

チワワの平均寿命は?

チワワの平均寿命は、12~14歳。
小柄なことから短命だと思われがちだが、実は結構長生きする。ちなみに、日本で最も長生きしたチワワは驚きの25歳らしい…うちのMaruも、見習ってもらいたいところ。

小型犬のシニア期は7~8歳以降からなので、シニア期を過ごす時間が長いのも特徴。
日頃のケアに気を付けて、快適なシニアライフを送ってもらおう。

育て方次第で、どんな子にもなるチワワ

愛くるしい姿ゆえに、多少のイタズラには目をつむってしまいそうになるチワワ。
ワガママになるか、飼い主さん大好きな忠犬になるか、それは育て方次第

チワワと暮らすことになったら、時には心を鬼にすることをお忘れなく。(と言いつつ、あのウルウルとした瞳で見つめられると、叱ることを躊躇してしまう私)

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まるまむ

まるまむ

初めて迎えた愛犬チワワのMaruと暮らしながら、犬の幸せについて日々考えている。 愛犬の肉球の香りが、世界で一番癒される香りらしい。