vol.22 わんこ用防災グッズを備えよう
毎年9月1日は防災の日。
わが家では毎年この日に、備蓄している非常食や、保存しているペットボトル飲料水の賞味期限をチェックするようにしています。本当に必要なアイテムを見直すにも、ちょうど良いきっかけにもなるんですよね。
またこれと同じタイミングで、別途準備してある「ペット用の非常持ち出し袋」の中身も忘れずにチェック。
その風景をインスタグラムで公開したところ、考えてはいたけど準備はまだなのよね…という飼い主さんの声が多かったので、今回は愛犬のための防災対策・犬用非常持ち出し袋について紹介していきます。
大切なペットの為に防災バッグ・持ち出し袋を用意しようという時に、ああこんな物も必要なんだなーといった具合に参考にしてもらえれば幸いです!
愛犬の防災対策、その前に
愛犬用非常持ち出し袋の中身を考えるとき、これを最初に想定しておくと後々準備しやすいよ!というポイントがあるんです。それは「自分の家や周辺地域には、どんな災害が想定されるんだろう?」と考えてみること。
この部分をしっかり想像することで、具体的に何が必要かな?どんな物を備蓄しておくべき?、というところがよく見えてくるんですよね。
- 土砂災害の危険性
- 川の氾濫などによる水害
- 自宅が倒壊する可能性
- 在宅避難で過ごせるかどうか
パっと思いつくだけでも、こんなにもあります。
地震や台風などの自然災害にしても、住んでいる地域によって考えられる災害の規模は異なります。土砂災害や水害の可能性はあるのか、どのタイミングで避難指示が出そうかな?などなど。
愛犬を連れて避難するにも、各地域によって最適な頃合いがあるはずです。是非一度、確認してみて下さいね。
避難するのは地震や台風だけじゃない?
例えば自然災害の他にも、マンションなどの集合住宅だと、フロア内の火災などによる避難指示も考えられますよね。実際に聞いた話では、マンションの火災報知器が作動して慌てて愛犬を抱えて外に飛び出した!ということも。その時は、火災報知機の誤作動だったようですけど…。
我が家を例に出すと、今住んでいる地域は山林や河川からは離れていて、比較的地盤の強い(らしい)場所なので、自然災害での自宅倒壊・緊急避難の可能性は低め。
ですが上記のような人災(火事や周辺施設の何らかのトラブル)もやっぱり怖いので、避難に備えて、家族および愛犬の非常持ち出し袋は準備しています。こればかりは何時起こるか分かりませんし…。
(補足)そういえば家から数キロ離れた地域で、高速道路でタンクローリーが事故・爆発炎上したという事件も数年前にありました。あれも近隣地域であれば、避難指示が出ていたはずです(゚Д゚;)
犬用非常持ち出し袋の中身を公開!
…と言うことで前置きが少し長くなりましたが、うちの犬用非常持ち出し袋はコレです。既に中身が詰まった状態でこんな感じに。
布製のスリング型キャリーバッグですが、最近使わなくなったので非常持ち出し袋としてジョブチェンジしました。
バッグの中身を出せば本体(犬)を入れて運ぶこともできるので、いざという時も便利です。
使用しているのはコチラのRADICAさんのバッグ。
お値段も手頃で使いやすい・耐久性も問題なく、スリングバッグでは断トツにおすすめです。 |
犬の避難時に必要なグッズとは?
犬用非常持ち出し袋の中身、全て出すとこれくらいの物量になりました。こちらの記事を参考にしつつ、自分なりに必要だと感じた物を詰め込みました。
(参考)犬の防災グッズリスト!災害時の愛犬用防災セットを準備しよう
犬用防災グッズの内訳
- 飲料水(500mlペットボトル)
- 水飲み用折り畳み皿
- 固形ドッグフード(試供品サイズ)
- ウエットフード
- トイレシート
- ウェットティッシュ
- タオル(手ぬぐいサイズ)2枚
- うんち袋
- 体拭き用シート
- 犬用オムツ
- 歯磨きガム
- リード
- ハーネス
- 首輪
- 犬服
フードが固形とウエットの二種類ある理由は、後述します。
本来は7日分が推奨されますが、我が家はそれより少なめです。想定される避難期間に合わせて調整しましょう。
本来は7日分が推奨されますが、我が家はそれより少なめです。想定される避難期間に合わせて調整しましょう。
避難先でトラブルの原因になりやすいのがペットの排泄。とにかく衛生用品を充実させておきます。
犬用オムツやマナーパッドがあれば、マーキングや急な排泄にも安心です。
犬用オムツやマナーパッドがあれば、マーキングや急な排泄にも安心です。
リードや首輪は、数本用意しておきましょう。道中で迷い犬を見掛けた時にも役立ちます。
また、犬服を着せることで毛飛び防止になるのでオススメ。
また、犬服を着せることで毛飛び防止になるのでオススメ。
また、災害時にパニックになって逃亡してしまう子も急増します。
(参考)犬鑑札と迷子札を着けよう!愛犬を迷子にしないためにやるべき事
迷子になってしまった時のために、普段から愛犬に迷子札の装着を忘れずに。迷子札の有無で、再会できる確率がかなり変わってきます!
愛犬の非常食・ドッグフードにひと工夫
固形のドッグフードとウェットフード、二種類を用意しているのもきちんとした理由が。普段食べ慣れているフードだけで大丈夫!と思いがちなものの、被災した犬達のストレスは想像以上。強いストレスから、食欲が著しく落ちてしまう子もたくさんいるようなんです。
そんな時に役立つのが、嗜好性の高いウェットフード。
カリカリフードに比べて、愛犬の嗜好をより刺激するように匂いが味が工夫されているので、食欲のない子も興味を持って食べてくれやすいです。
ただ全体的にカロリーが高めな傾向があるので、長期間与える場合には量を加減して、カリカリにウェットを少し混ぜたりするなど、与え方を少し工夫してあげて下さいね。
災害時に愛犬が頼れるのは飼い主さんだけ
使わない日が続くことが一番だけども、愛犬のための防災グッズや非常持ち出し袋を準備しておくことで、日常での安心感がかなり違ってきます。もしもの時に愛犬が頼れるのも、愛犬をサポートできるのも私たち飼い主だけ。大切な家族の為の緊急避難グッズ、ぜひ準備してあげて下さい。
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まるまむ
初めて迎えた愛犬チワワのMaruと暮らしながら、犬の幸せについて日々考えている。
愛犬の肉球の香りが、世界で一番癒される香りらしい。
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