dog-1861839_640 大好きな飼い主さんに撫でられて、うっとりと気持ちよさそうな顔をしたり、リラックスして眠ってしまったり・・・そんなわんちゃんの顔って、本当に可愛いですよね。

愛犬の体をヨシヨシと撫でて、やさしく触れてあげることは、大切なスキンシップのひとつ。また、人と犬とのコミュニケーション方法でもあります。
犬が自分では触れない場所を、わたしたちが撫でたり刺激してあげることで、愛犬にとっての気持ちいいマッサージにもなるんです。

ということで今回は、犬が撫でると喜ぶ場所・気持ちいいと感じるツボを7つご紹介します。
普段のスキンシップの時間に取り入れて、愛犬をうっとり気持ちよくしてあげましょう♪

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犬を撫でると嬉しそうに喜ぶ理由

犬は基本的に人間に触れられるのが大好きな動物なので、リラックスした時や、飼い主さんに甘えたい時などにも、撫でられたがる傾向があります。
家族の手の下に頭を潜り込ませたり、前足でチョイチョイと触って催促してきたり。時にはじっと飼い主さんのことを見つめて、撫でてと訴えてくることも。

祖先は群れで暮らしていたというルーツもあって、相手に「触れること」でコミュニケーションを取ろうしているんですね。

犬が撫でられて気持ちいい場所は?

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1.アゴの下~首の周り

犬のアゴの下には緊張を和らげるツボがあり、ここを撫でると愛犬が気持ちよさそうな、なんともリラックスしたような顔になります。
アゴの下は、犬にとって自分で触ることが難しい場所、飼い主さんが撫でてあげると「きもちいい~もっと~」とうっとりするはずです。

ただ、顔周りは犬にとってのウィークポイントのひとつでもあります。
初対面の相手や、まだまだ周囲への警戒の解けていない犬だと、顔周りに手を伸ばしただけでびっくりしてしまいます。
そんな小には、まず手の匂いをそっと嗅がせたり、背中のあたりを優しく撫でてあげること。しばらく経って、警戒が解けたかな?という頃に、そ~っと撫でてあげるのがおすすめです。

2.耳の後ろ

毎日たくさんの音を聞いている犬の耳は、色んな方向に向いたり動いたりと忙しい場所。そのため、コリや疲れが溜まりやすい場所なんです。

耳の後ろ側は自分でも足が届くので、犬自身が後足でカイカイと掻いていたりしますよね。その場所も、飼い主さんが代わりに指先で掻いてあげると「えっ、自分でするより気持ちいい…」とばかりに、耳を押しつけて「もっと!」とおねだりしてくることもありますよ~。

3.耳の付け根と目の間あたり

tubo_UNI124162838_TP_V 人間でいうこめかみの場所(写真の黄色に塗られた部分あたり)ですが、ここも指先などで優しく撫でてあげるとうっとりしてくれます。
目に近い場所なので、触るときはギュっと押さないように、また爪が長い人は目を傷つけないように気をつけてあげて下さい。

特に小型犬など体の小さい子は飼い主さんを見上げることが多く、まぶたなどの目の周りの筋肉をよく使っているため、この部分が凝りやすくなっています。
耳の付け根も、同じく緊張して凝りやすい部分なので、一緒にくるくると指を動かしてマッサージしてあげましょう。

4.眉の間

愛犬がリラックスしている時に、そうっとこの場所を撫でているとだんだんと瞼が重くなって、うとうとスヤスヤ…なんてこともよくあります。

人間の赤ちゃんも、眉の間をくるくると優しく撫でると眠ってしまう…。眉の間は、そんな不思議な寝かしつけポイントなんです。保育園などでも、お昼寝の時によく使う方法なのだとか。

わんちゃんによっては目の周りを触られるのを嫌がる子もいるので、そういった反応をする場合には、頭を撫でる延長でちょっと触ってみるなど、少しずつ慣れさせていってあげて下さいね。

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5.胸からお腹にかけて

お腹は犬にとっての最大の急所ではありますが、心を許した相手には犬自らゴロ~ンとお腹を見せてくれることがあります。

<関連記事> 犬がお腹を見せる本当の意味とは。服従のサインじゃないってホント?

これはあなたに甘えたいというサインのひとつでもあるので、優しくナデナデしてあげて下さいね。
個人的に、同じようにお腹をゴロンと見せていても、胸のあたりを撫でて欲しいときと、お腹を撫でてほしいときがあるようにも感じます。

撫でられているうちにウトウトと眠ってしまうこともよくあり、この時の無防備な寝顔は最高に可愛いですよ♪

6.首から背中のライン

私たち人間に多い「肩こり」ですが、犬は人間と違って肩より首がこりやすい生き物なんです。

四足歩行で重たい頭を持ち上げて行動するために、首の後ろ側が常に緊張した状態になっているためですね。頭から首、そのまま背中へ…と、流れるように撫でてあげると気持ちよさそうにしてくれます

背骨まわりは優しく撫でよう!

少しだけ注意してもらいたいのが、頸椎~背骨周りをマッサージする場合です。
背骨周りには、ツボの他にも大切な神経がたくさん集まっているんです。そこをギュウギュウと刺激し続けることで、逆にトラブルの原因になってしまうことも充分考えられます。
あまり強く押したり、マッサージのやりすぎには注意して下さいね。


7.腰~尻尾の付け根

自分の気持ちを尻尾であらわす犬にとって、よく動く尻尾の周りは疲れが溜まりやすい場所です。
こちらも犬が自分で掻いたりできない場所なので、尻尾の付け根あたりをモミモミするように解してあげると喜びます。

また、犬の腰の頂上には百会(ひゃくえ)という万病に効くツボがあり、腰から尻尾に向かって撫でてあげるのも効果的です。

撫でると嫌な場所ってどこ?

dog299 撫でられることが好きな犬ではありますが、やはり「ちょっと、そこ触らないでよ!」と感じる場所もあります(-∀-`; )

それは口の周りと、体の末端(耳の先・しっぽの先・足先)です


基本的に体の先っぽ(末端)には神経が集中していて敏感なので、触られることに慣れていないうちは嫌がる様子を見せます。
また、口は食べたり飲んだり、吠えて危険を知らせたりするなど、生きる為に欠かせない大切な部分。その為、安易に触られることを嫌うようです。

しかし歯磨きや爪切りなど、愛犬の健康管理のためには口周りや足先へのタッチは避けて通れません。
慣れないうちは嫌がられてしまいますが、毎日少しずつでも構わないので、触れる練習をしてあげて下さいね。

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愛犬の撫でられて嬉しい場所を見つけよう!

ワッシワッシと強めに撫でられるのが好きな子もいれば、優しくこちょこちょと撫でられるのが好きな子もいます。
他の子は嫌がるけど、この子はここを撫でられるのが好きみたい…というような、ちょっと変わった好みのあるわんちゃんもいたり。

毎日愛犬を撫でることはコミュニケーションにもなりますし、ふとした体調の変化や、気が付かなかった怪我なども早期に発見できるというメリットがあります。


なんとなくで愛犬をナデナデしてあげるだけでなく、時には「愛犬を撫でて喜ばせる&リラックスさせるための時間」を作ってみてはいかがでしょうか。
きっと愛犬も飼い主さんも、しあわせ~な気持ちになれますよ♪

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犬山 はる子

犬山 はる子

パピーウォーカーの経験から犬に関心を持ち、犬の問題行動やストレスケアについての知識を深める。 現在は3頭の犬と暮らし、犬が与える癒しのパワーに日々お世話になっている。