dog363 犬はもともと群れで暮らしていたため、本能的にお留守番が苦手になりやすいもの。

ソファやクッションをかじったり、カーテンを引き裂いたり…そんなお留守番中のトラブルに、頭を悩ませる飼い主さんも少なくありません。また、さみしがり屋のわんちゃんほど、留守番になると豹変することはよくあります(´ー`A;)

ということで今回は、犬にお留守番を上手にさせる方法について!
留守番中のストレスを和らげたり、長時間の留守番に慣れさせる工夫、吠えてしまう時の防止策などについてお話していきます。

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サークルやケージで留守番させよう

まず第一に、お留守番時にわんちゃんが過ごす場所を工夫します。

普段は室内フリーにしていても、お留守番の時には、わんちゃんをケージやサークルに入れてあげましょう。
よく「閉じ込めるなんて可哀想!」「いつもと同じように、部屋の中で過ごす方が寂しくないのでは?」という声を聞きますが、実はこれは犬にとっても嬉しい方法なんです。

狭い方がストレスが無くなる!?

普段から室内フリーで過ごしているわんちゃんの場合、その部屋全体をテリトリーと認識しています。
そうすると、自分のテリトリーに異常がないかどうか、常に気を張って監視するようになるんです。お客さんが来ると警戒したり、室内をうろうろと歩き回ったりするのも、そういった意識からなんですね。

信頼している飼い主さんが不在になると、わんちゃんはいつにも増して神経を使うようになります。こういったストレスは、部屋が広ければ広いほど比例していってしまうんです。

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留守番時にサークルやケージに入ってもらうことで、わんちゃんの行動範囲はぐっと小さくなり、テリトリーと認識する面積がそこだけになります。
そうすることで、留守番中も緊張し過ぎず、リラックスして過ごすことができるんです。

お留守番が得意な犬にするには?

最初からお利口に留守番してくれるわんちゃんは、かなりの少数派です(笑)
ですが、少しずつトレーニングや「慣れ」を重ねることで、ほとんどの子が一人ぼっちのお留守番でも、抵抗を感じにくくなります。

ポイントはこの3つです!
焦らず、ゆっくり続けていってみて下さいね。

最初は短時間の留守番から!

留守番中に激しく吠えたり、部屋中を荒らしたりしてしまう子は少なくありませんが、どうしてそんな行動を取ってしまうんでしょうか?
その答えは「飼い主さんが帰ってこないかも、という不安」にあります。

自分が小さな子供だった頃、お母さんが買い物に出掛けて家に一人になると、ものすごく不安になりませんでしたか?「おかあさん、どこ行っちゃったの?」「さびしい!」「一人で怖いよう」と、よく泣きながら待っていた覚えがあります(ノД`。)

留守番に慣れていないわんちゃんも、これと同じ。
飼い主さんの不在に、強い不安を感じているわけなんです。


この不安を解消してあげるために、まずは短い時間の留守番を何度も繰り返しましょう。
最初は5分や10分程度で構いません。これを何度も繰り返して、少しずつ時間を延ばしていくことで、長時間姿を見せなくても「飼い主さんは絶対に戻ってきてくれる」とわんちゃんが学習するようになります。

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愛犬と程よい距離を取ろう

わんちゃんと常に一緒に過ごしていると、わんちゃん自身が飼い主さんに依存して、「一人の時間」が苦手になってしまいます。
そうすると、飼い主さんと離れることに強い不安を感じて、お留守番時のストレスが強くなってしまうんです。

飼い主さんがおうちに居るときでも、わんちゃんをハウスやケージの中に入れて、一人で過ごさせる時間を作りましょう。

一人遊びができるおもちゃを与えるのもおすすめです。というのも、飼い主さんがそばにいても一人遊びをしているわんちゃんは自立心が高く、お留守番でも不安を感じにくい傾向があります。

また、飼い主さんへの依存心が高いわんちゃんは分離不安という心の病気になりやすいため、早くからこういった習慣づけをしておくのはとても大切なことでもあります。

吠える犬にはラジオやテレビが効果的

dog253 留守番中はお家の中が静かになりやすいので、普段以上に外の音に敏感になりがちです。
車の音や、通りがかりの人の話し声など、そんな音が聞こえるたび、デリケートなわんちゃんは警戒して吠えてしまうことがよくあります。

それを防ぐためにおすすめなのは、ラジオやテレビを点けたまま外出することです。

小さめの音量で充分なので、常にお家の中に音を流しておくことで、外の物音にもそこまで過敏にならなくなってきます。
これは子犬や気の小さいわんちゃんの音慣れトレーニングにもなるので、物音に敏感なわんちゃんはぜひ試してみて下さいね。

お留守番=愛犬の休息時間、と捉えよう

できるなら、愛犬とずーーっと一緒に居たい!
そう思う気持ちはもちろんですが、今の人間の世界のルールでは、どうしてもお留守番が必要な時があります。
必ず必要なお留守番の時間だからこそ、少しでもわんちゃんにはストレスなく、のんびりと過ごしてもらいたいものですよね。

また、わんちゃんに飼い主さんの気持ちは伝わるもの。外出時に「大丈夫かな…」といった不安な気持ちを出さないように気を付けるのも、愛犬を安心して留守番させるためには大切なことです。

帰宅したら、お利口に留守番できたことをたくさん褒めてあげて下さいね!

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犬山 はる子

犬山 はる子

パピーウォーカーの経験から犬に関心を持ち、犬の問題行動やストレスケアについての知識を深める。 現在は3頭の犬と暮らし、犬が与える癒しのパワーに日々お世話になっている。