犬が体をこすりつける4つの理由！こする犬の気持ちはこうだった！

飼い主さんに身体をすりすり♪
床にごろーんと仰向けに寝転がって、すりすり♪

これは、微笑ましい犬の仕草のひとつですよね。この「体を何かにこすり付ける行動」には、色々な犬の気持ちや習性が隠されています。

ついつい、体がかゆいのかと疑ってしまいますが、実はそうとは限りません。
こんな行動を取っている時の犬の気持ちは、大きく分けて3つあるんです。

それぞれ、詳しくお話していきますね＾＾

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犬が体をこすりつける理由

1. 他のニオイを付けて、自分のニオイを消したい時

まず、自分のニオイを「消したい」と犬が思っている時。

散歩に出掛けたときなどに、地面に身体をこすりつける子がいますが、これは野生時代の名残なんです。
獲物に気付かれないよう、強いニオイを体に付けることで、自分のニオイを消して近付く習性が残っているんですね。

2. 大好きなニオイを自分の体につけたい

「わあ、いいにおい♪ 体に付けてかえろ～っと」

こんな気持ちになった時も、犬はそのニオイの元に体をこすりつける行動をとります。
人間的にもその気持ちは理解できますが、犬は「くさいニオイ」が大好き。人にとって臭いと感じるニオイが、犬達にとっては素晴らしいニオイがするのだそうです(-∀-`; )

ミミズの死骸や、他の動物の糞、時には生ゴミなどにも、好んで体をこすりつけたがることもあります。


飼い主さんからすると「勘弁して！」と叱りたくなりますが、これも本能的な習性のひとつ。ストレス解消の意味で行っていることもあるので、無理にやめさせるのは可哀そうな気も。

こんな時は、おやつでニオイの元から気を逸らせたりして、ニオイを始めから嗅がせないのが一番です。

シャンプー後に体をこすりつけるのは？

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シャンプーした後にいきなり、愛犬がカーペットや床に転がって体をこすりつけている姿、見た事ありませんか？



この動画のワンちゃんも、シャンプー後にクネクネと身体をこすりつけています。飼い主さんいわく「アゴで雑巾がけしてるみたい」な姿に、思わずにやにや(笑)

こんな風に床にゴロゴロされると、
「体がかゆいの？シャンプーが合わなかったのかな！？」
…と心配になってしまいますが、大丈夫。これも犬のニオイ付け行動のひとつです。

犬は、自分のニオイをとても大切にしています。嗅覚が発達している犬にとって、自分のニオイが消えてしまうと不安で落ち着かなくなってしまうもの。なので、自分のニオイを取り戻そうとして、ところ構わず体をこすりつけているんです。

いつも使っているクッションやベッドには、自分のニオイが残っているので、好んでそこにスリスリする子も多いですね。

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3.それは犬の挨拶かも？

初対面の人や仲良しのワンちゃんに、犬が体をこすりつける事がありますが、これは犬の挨拶なんです。
はじめまして！や、大好き！会いたかったよ～の挨拶つもりでスリスリしてくれているんですね(*´∀`)

犬の挨拶は様々な種類があり、その子の気持ちや性格が表れます。

↓ 意外なワンちゃんの挨拶の方法については、こちらの記事にまとめました！

4. 犬のポジティブな感情表現

最後の4つめは、上記の3つとは少し意味が異なります。
ニオイ付け行動とは違って、犬が満足して幸せを感じている時に起こす行動です。


たとえば、よく見るこんな光景も…

愛犬が飼い主さんの身体に、顔や体をスリスリしてくる

「好き、好き♪」という愛情表現や、「もっと撫でて」と甘えているとき。

散歩やご飯のあとなどに、寝転がって床に背中をこすりつけている

背中がかゆいのかな？と思いがちですが、これも満足した時に起こす行動です。散歩で充実感を感じたり、お腹いっぱいで幸福感にひたっているのでしょう。

病気かも？犬のこする行動で注意したいポイント

最近、やけにこすってるかも…と心配になったら、こんな事はないか観察してみて下さい。

• 気が付くと、いつも同じところをこすり付けている
• 目・耳・鼻など、特定の部分ばかりをこすり付ける
• 目が充血したり、血がにじむほど体をこする

このような場合は、角膜炎や外耳炎、鼻炎などを含めた病気の疑いがあります。
明らかに異常に体をこすっている様子を見かけたら、動物病院で診察を受けましょう。

痒がっているわけではなく、その時の気分で体をこすりつけているのであれば、心配しなくても大丈夫ですよ～。

愛犬のこすりつける行動を観察しよう

日常、たびたび見かける愛犬の体をこするという行動。
「このニオイが好き！」だったり、「飼い主さんに甘えたい♪」という気持ちの表れだったり、同じ行動でも場合によって色々な意味になります。

愛犬がスリスリし始めたら、どんな気持ちで体をこすりつけているのか、改めて考えてみるのも楽しいですね。

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