dog0229 愛犬がお腹を天井に向けて、ごろーんと寝転がっている姿。
いわゆる「ヘソ天」は、微笑ましくて癒される飼い主さんも多いはず。

可愛くてついつい撫でたくなる、この「犬がお腹を見せる行為」には、どんな意味や理由があるのか知っていますか?

一般的に犬は「服従」でお腹を見せるとされていますが、その他にも様々な意味があります。
一体どんな意味や気持ちでヘソ天しているのか、見極めるポイントも併せてご紹介していきますね。

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仰向けは服従や降参です!のサイン

犬のお腹は毛が薄く、他に比べて傷つきやすい「弱点」な部分。
そのため、野生のオオカミや、警戒心の強い犬の場合、お腹を見せることを極端に嫌う傾向があります。

犬が仰向けになり、その弱点であるお腹を見せることで、「もう降参です!あなたに敵意はありませ~ん!」というサインを送っているんです。
お腹と言う弱点を晒すことで「あなたが上です。従います」という、絶対服従の意味を表しているわけなんですね。


犬がお腹見せする理由

ドッグランなどでも、犬同士が争っている光景を時々見掛けます(´ー`A;)

飼い主さんが仲裁に入る場合は別ですが、大抵はどちらかの犬が「降参です!」とお腹を見せて、争いが収まるパターンがほとんどですね。
もしくは、争いを避けるために「僕に敵意はないので、落ち着いて!」という意味でも、このサインが使われていることもあります。


飼い主さんに叱られたときなどに、なぜかお腹を見せてくるのは「服従」や「降参」の意味が最も近く、「ごめんなさい」の気持ちを表していると思いましょう。


見極めポイント


  • 耳が下がっている
  • 尻尾をお腹側に巻き込んでいる
  • 目を合わせようとしない
  • 目が合ってもすぐに逸らそうとする

デリケートなワンちゃんの場合、この状態でお腹に触ろうとするのは要注意。
極度の緊張状態だと、噛みつかれることがあります。
落ち着くまでそのまま放っておくか、「ヨシ!」などの許可の言葉で、まずは許してあげましょう。

腹見せは信頼や愛情表現

dog0224 子犬は母犬に体を舐めてもらいたい時、母犬にお腹を見せて伝えます。
それは母犬を「信頼」して、甘えている証。この習性は犬が成長しても消えないと言われています。

飼い主さんを見ただけで、ごろーんとお腹をみせてくる場合は「大好きです!」「甘えたいな~」のメッセージかも知れませんね。

見極めポイント


  • 尻尾を振っている
  • 口元がだら~んとゆるんでいる

尻尾を激しく振っている場合は、「撫でて!早く撫でて!もっともっと!!」というアピールの意味にもなります。


 ヘソ天で嬉ションしてしまうのは…

このお腹を出した状態で、なぜかおしっこを漏らしてしまう子もいます(笑)

母犬は子犬の鼠径部を舐めることで、おしっこを促していました。
その子犬の頃の癖が抜けきらず、愛犬があなたをお母さんのように思っている、という気持ちの表れかも知れませんね。

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仰向けでヘソ天=安心やリラックス

先にお話ししたように、犬にとってお腹は最大の弱点。
これをヘソ天状態で見せている理由に「究極にリラックスしている」ことがあります。


ベッドやソファの上で、お腹をごろんと見せてスヤスヤ眠っている…
これは、愛犬が信頼している人の前や、安心出来る場所でしか見せないポーズです。
自然界ではありえない姿ですが、平和で安心できる環境だからこそ、愛犬も警戒心のスイッチを切ることができるんですね。

この「警戒心を解かせる」ところを利用して、飼い主さんの膝の上でお腹を出させるトレーニングもあります。愛犬との信頼関係を築き、主従関係も理解させやすいので、パピーパーティなど、しつけの土台として取り入れている場合が多いです。
→「リラックスポジションで信頼関係を!基本のやり方とコツ」


見極めポイント


  • 尻尾がだらーんと伸びきっている
  • 脱力して、眠そうにしている

家に迎えたばかりのワンちゃんは警戒心が強いため、なかなか仰向けの体勢で寝てくれません。
ヘソ天で眠ってくれるようになったら、それは新しい家に慣れて、安心できる場所と認識してくれたというサインだと思いますよ。

犬の「撫でろ!」の要求かも?

dog0231 少し注意したいのが、この「要求」という意味合いのお腹見せです。
ここまで紹介してきた服従やリラックスのサインとは異なり、犬が人との共同生活の中で学習して、この行動を取ることがあります。


例えば、こんなパターン。

  • おねだりしている
  • リラックスしてヘソ天で眠っていると、飼い主さんがお腹を撫でてくれた。
     ↓ ↓
    撫でて欲しいときは、お腹を見せればいいんだ!と学習。


  • こうすれば許してくれるんでしょ?
  • 飼い主さんに叱られそうになった時、お腹を見せたら笑って許してくれた。
    ブラッシングや爪切りを嫌がって、お腹を見せたら「仕方ないなあ」とされずに済んだ。
     ↓ ↓
    お腹を見せれば、嫌なことをされずに済む!と学習。

こんな風に、お腹を見せる行動と、犬にとって嬉しいこと(撫でてもらえる、怒られない、爪切りをされない)が結び付くと、服従などとは別の意味で、お腹を見せるようになります。


こうなってくると、常に犬の要望を人が受け入れる形になりやすく、主従関係が崩れる原因にもなります。

主従関係がしっかりしていないと、「マテ」「オスワリ」を聞かなくなったり、お腹を撫でるのをやめると犬が不機嫌になったりするなど、愛犬との生活に支障が出るようになってしまいます。


主従関係はメリハリを付けで維持!

愛犬の要求に従い過ぎないようにするためには…
叱るときはきちんと叱る、爪切りなどの嫌なこともする、とメリハリをつけることが大切です。

「犬がお腹を見せてきても、放っておきましょう」なんて意見も中にはありますが、わたしはとても無視できないので(笑)、愛犬が甘えたくてお腹を見せている時などは、思う存分撫でてあげます。
撫でられてうっとりする顔が、また可愛いんですよね~。

犬が仰向けになったら…

愛犬がお腹を見せてきたら、尻尾の状態や顔の様子などから、それがどんな意味なのかを汲み取ってあげましょう。
怖がっているのか、それとも甘えているのか…それとも??

また、ワンちゃん自身が「〇〇のときはお腹を見せる!」と学習していることもあります。
それまでなかったタイミングで、愛犬がごろーんとお腹を見せてきたら、それはどんなメッセージなのか、考えてみるのも楽しいんじゃないでしょうか。

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犬山 はる子

犬山 はる子

パピーウォーカーの経験から犬に関心を持ち、犬の問題行動やストレスケアについての知識を深める。 現在は3頭の犬と暮らし、犬が与える癒しのパワーに日々お世話になっている。