man-and-dog-1149400_640 ノミやダニ、蚊が増えるシーズンになると、僕が頭を悩ませていたのがペット達の虫よけ方法についてでした。
というのも、うちの愛犬はもうシニア世代。そして、猫も一緒に暮らしているからです。

以前はフロントラインも使っていましたが、愛犬エドモンがシニア世代に突入してからは、より負担の少ない自然成分の虫よけに切り替えようと思ったのがきっかけでした。

そんなこんなで、かかりつけの動物病院の先生にも相談しつつ、ケミカル系の虫除けをやめてもうすぐ2年目。気になっていたノミダニの被害もなく、わんにゃん共に元気に過ごせています。


ということで、実際に僕が使っている本当に安心安全なペットの虫除けグッズ&対策方法についてまとめました。
安全で使い心地の良い虫除けってないかな~、と気になる方はぜひ参考にしてみて下さい。

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安全な虫除けグッズを探す日々

フロントラインを使わないとなると、それまで以上にノミダニの対策に気を付ける必要があります。僕の希望だった、ケミカル成分が少なく、できれば自然由来の虫除けグッズを探すとなると…これがまた、思った以上に難航しました。

というのも、一般的な犬向けの虫よけグッズは猫への影響が心配。かと言って猫用の虫よけグッズを使うとなると、今度は散歩で外に出ることの多い犬のことが心配になってくるわけです。

犬猫にアロマ、本当に安全なのか?

自然派系の虫よけスプレーの多くは、アロマ成分を使っていることがすごく多いです。アロマオイル、アロマ由来と聞くと、なんとなく「子供にもペットにも優しいんだろう」と思ってしまいがちですが…

よく調べてみると、犬にも使ってはいけないアロマオイルはありますし、人に比べてずっと皮膚が薄いので、使用量にはかなりの注意を払う必要がある、ということが分かってきました。

ドッグアロマはわずか20年ほどと非常に浅く、人間ほど効果や危険性が解明されていない部分もあります。多くの個体は人間より小さく、皮膚も薄いことなどを考えると、とくに危険な精油でなくとも、濃度、頻度、使い方には慎重さが要求されます。

犬への使用はどんな場合も、人間よりも慎重さが必要です。

犬のお悩み解決、アロマがお手伝いします-Takakura

猫の場合はもっと深刻で、アロマ精油に含まれる成分を猫は代謝できません。人間には問題のない精油成分でも、猫の体の中に蓄積して中毒症状を起こし、命を落としてしまうことだってあります。


どうしてこんな話をするかというと、ペット用の虫除けグッズって想像以上に記載が曖昧なんですよね(笑)
たとえば「自然派成分で犬猫に使える」と製品ラベルに書かれているのに、成分表示を見てビックリ!なんてことも。(猫に使えない精油成分が入っていたり、実はケミカル成分もたっぷり!などなど)

人間用じゃないから、この辺りは規制がない(もしくは緩い)と何かで読んだような記憶もあります。

特に、天然と書いている割にはめちゃくちゃ安い、のようなグッズには注意して下さいね。こんなこともあって「天然成分なら安全」と安易に考えるのは、ちょっと怖いな~と思ったんですよね。

ペットの安全虫除けスプレー!犬猫OKはコレ

前置きが長くなりましたが、それでは現在、うちで使用している虫除けグッズを紹介します。

うちの子達は使っていても特に問題ないですが、各ご家庭のわんにゃんの体質や体調によっては、体に合わない可能性もゼロではありません。初めて使用するときは、少量ずつ、短時間ずつ、試してあげて下さいね。

FLFレニーム

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「ニームオイル」というのは精油成分とは違って、ニーム(インドセンダン)という木の種子から取れる油分のことです。分類的にはハーブになりますね。

<成分>
精製水、ニームオイル(植物オイル)、ムクロジ(植物オイル)

ニームの抗菌、抗炎症、忌虫作用の効果はとても優秀で、インドでは古来から奇跡の木・ミラクルニームと呼ばれていたのだとか。
虫除けとしての薬効も抜群で、害虫の忌避効果はダニノミ蚊を含めた約200種類以上にも!(゚Д゚;)

それだけの強い虫除け効果があるのに、鳥類やほ乳類、農作物にも影響がないことから、農業でも広く活用されているそうです。
ニームの種油やその搾りかすは、農業でも農薬の代わりに活用されていて、害虫予防や道場改良のために役立っています。

農業にも使われていると聞くと、確かに安心安全だな~と納得できますね。

FLFレニームの感想、使い方をレビュー

透明の水のような液体で、スプレーも細かく噴射できます。
匂いはほとんどなく、鼻の効く人は何らかの匂いを感じるそうですが、僕は全く分かりませんでした(笑)

犬猫どちらもこのスプレーの匂いは気にならないようで、体はもちろんですし、普段使っているベッドやマットにも吹きかけて使っています。こういった虫よけスプレーって、乾くまでなんとなくベタベタする…という製品も多いですが、レニームでは気になりませんね。

ペディペディ

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天然ハーブ100%の成分でノミ・ダニを防止してくれるので、肌の敏感なペットや飼い主さんにも安全です。
農薬成分を一切含まないので、体の抵抗力が弱まりがちなシニア世代でも、猫がグルーミングしても安心ですね。

<成分>
ハーブ類(レモングラス・ユーカリ・ミント)、インドセンダン(ニーム)、キトサン、グレープフルーツ種子、精製水

こちらメーカーさんも、犬猫とアロマの関係についてはかなり慎重に捉えているようで、僕の感じていたことは変じゃなかったんだなあと安心しました。

透明に精製されたアロマオイルでのリラックスや虫よけ製品なども数多く販売されておりますが、このようなアロマエッセンシャルオイルは、通常蒸留法にて精製されます。
香りは長く持ち、比較的安価に製造することも可能です。
また、なめた時の安全性や直接肌に付ける事もプラスとは考えておりません。

ペディペディハーブは、自然なアロマ効果もありますが、人間用のアロマ製品とは随分違い、嗅覚の発達しているペット達にやさしい製品になっています。

ペディペディHP


実はアロマオイルって、品質を重視しなければ安価に大量生産できるそうなんです。100円ショップにもアロマオイルがありますが、どんな品質なのかは不明。やたら安い虫除けアロマスプレーなんかも、どんなオイルが使われているかは分かりません。

そういった精油が入った虫よけグッズを使うってことは、それを毎日、犬猫が舐めたり肺に吸い込み続けるんだ…と思うと、ちょっとゾっとしてきます。

ペディペディハーブは、成分にアロマオイルではなく高品質なハーブを使うことで、ペットも飼い主さんも安心安全に使えるようになっています。

ペディペディハーブの感想、使い方をレビュー

香りは、レニームに比べるとちょっと感じられます。レモングラスの香りが強めですが、嫌な感じではありません。

穏やかな香りも、スプレー後少し経つと飛んでしまいます。説明書きを読むと、人に匂いが分からなくなっても、犬猫の被毛には微粒子が残っているので、その状態で虫よけ効果を発揮してくれるのだそうです。

ダニ捕りシート

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ペット達の体を一生懸命虫よけしても、普段過ごす場所にダニがわんさか居たら意味がないですよね~。その対策として効果的なのが、ダニ捕りシートです。

これは「ダニ用のゴキ〇リホイホイ」のようなもので、専用シートの中にダニをおびき寄せて、接着成分にくっ付けて逃げないようにします。


使い方はとても簡単で、犬や猫のベッドの下や、マットの下などに挟みこんでおくだけ。
もちろん、僕たちが普段過ごす場所(ソファやベッド)の下にも。人間と同じで、犬猫もダニアレルギーを起こすことが増えているそうです。

動物病院の先生にも言われましたが、ペットの被毛だけでなく、普段過ごしている場所にダニを繁殖させないこともかなり大切ですよ!

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薬を使わない犬猫の虫除け対策

ペット達をノミダニ、蚊といった害虫から守るには、虫よけグッズを活用するだけでは不十分。これに併せて、普段の生活ではこんなところに気を付けます。

ポイントは、害虫を「持ち込ませない」「広げない」「繁殖させない」の三つです。

犬の散歩中は、なるべく草むらに近付かない

ノミダニは草むらに潜んで、通りがかりの動物や人間に飛んでくっ付いてきます。
室内飼いの猫にノミダニが付く最大の原因は、それを家の中に持ち帰ってしまうことなんです。

草むらをザブザブしてしまったら、帰ってからノミダニチェック&念入りにブラッシングを忘れずに。お風呂場など、洗い流せるような場所でするのが理想です。

犬猫を玄関に行かせない

僕たちの靴や靴の裏にも、ノミダニなどの虫がくっ付いていることがあります。
そのため、玄関の三和土(靴を脱ぐところ)をペットが歩き回ることで、虫をくっ付けてしまう可能性があるんです。

普段から玄関スペースに近付けないようにしたり、ペット用のゲートを付けておくのもいいですね。脱走防止にもなりますし、設置して損はないですよ。

コツコツ続けるノミダニ対策

  • 掃除機を毎日かける
  • 飼い主の寝具やペットのベッドは定期的に洗濯
  • 月1~2回のこまめなシャンプー
  • ブラッシング、ノミダニの噛み跡がないかチェック

基本的なことかも知れませんが、やはり初心忘れるべからずです。
地道なことも多いですが、これも大切なペット達のため。「なるべく安全なものを…」と思う飼い主さんの優しい気持ちは、わんにゃんにも伝わっているはずですよ。

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