dog0223 愛犬との水遊びは、暑い季節の楽しみのひとつ!

泳ぐことが大好きな子は、水を見ると大喜びで遊び始めますよね。
海や川、プールなど、普段と違う環境に、愛犬も身も心もリフレッシュできます。また、夏に急増する熱中症の予防にも、水遊びは効果的です。

但し、愛犬の水遊びには、思ってもいないトラブルも付き物。
実は水遊び中の事故より、水から上がった後のトラブルの方が多いことをご存知でしょうか?


特に水遊びが初めてだったり、水に慣れていないワンちゃんに、起こりやすい傾向があります。

ということで今回は、愛犬の水遊びの注意点について。
熱中症だけでなく、実は怖い犬の低体温症や、ヤケドなど…深刻なトラブルが起こる原因と、その対策を詳しく知っておきましょう!

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犬の水遊びでの注意点

さっきまで楽しそうに遊んだり、泳いでいたワンちゃんが、なんだか様子がおかしい…
そんな愛犬の体調変化は、大半は「水遊びのあと」に起こります。

小型犬など、身体の小さな子や、体力のないシニア犬は特に注意が必要です。
具体的に、どんなトラブルが起こるのか、順番に解説していきますね。


ヤケド(火傷)を起こす

水辺なのに!?と思うかも知れませんが、意外と多いのが愛犬のヤケドです。

水から上がったあと、体が濡れたまま、愛犬がくつろいでいたら要注意。
犬の被毛に水が溜まったままだと、その水滴がレンズの役割をして、皮膚に強い光を集めてしまいます。

虫眼鏡で光を集めると、集まった光で紙がジリジリ焦げていく…そんな理科の実験がありますよね。それと同じような状態が、犬の被毛上で起こってしまうため、濡れたまま直射日光を浴びていると、皮膚に点々とヤケドを負ってしまうことがあるんです。


犬も低体温症になる

dog0246 長時間の水遊びによって、飼い主さんが知らないうちに犬も「低体温症」になっていることがあります。

子供の頃に、長時間プールで遊んでいると、唇が紫色になって震えや寒気が止まらない…それに気付いた大人に、慌てて水から出された。そんな経験はありませんか?
これは長時間水の中にいたことで、身体が必要以上に冷やされていたために起こります。

犬も人間と同じく、長時間冷たい水に浸かっていると、必要以上に体温が下がってしまうことがあるんです。急に元気がなくなったり、ガタガタと震えはじめたら要注意。
そのまま放置すると、低体温症が進行して、愛犬の命に係わることもあります。


ぶるぶる震えたり、愛犬の体に触ってみて冷たいようなら、すぐに水から出して、暖かいところへ連れて行きます。震えが止まるまでは、水に入らせないようにして下さいね

歯茎の色を見ると、冷えすぎていないか分かりやすいです。水遊び中は都度チェックしてあげましょう。


水辺でも熱中症に

水から上がってきたワンちゃんが、そのままごろーん。
疲れて眠たくなってきたのか、ずぶ濡れのまま、日向で寝転がっている姿はよく見掛けます。

ですが、直射日光で濡れた被毛を乾かすのは、少し注意が必要なんです。せっかく水遊びで冷えた体が急激に熱くなり、熱中症になってしまうことがあります。


水を温めると湯気(蒸気)が発生するように、ワンちゃんの被毛の水分が蒸発するときにも、蒸気が発生しています。その蒸気によって、皮膚の表面の湿度が上がってしまい、全身がスチームで蒸されているような状態になってしまうんです。

水に入っていたから平気…と油断せず、水から上がった後こそ、熱中症に注意してあげて下さいね。

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水辺の犬の低体温症・熱中症対策

水遊びのあとに起こりやすい、ヤケド、低体温症、熱中症を防ぐには、こんなことに気を付けましょう。

  • しっかりタオルドライする
  • 水から上がったら、まずはタオル使って、愛犬の体の水分をしっかりと拭き取ってあげます。

    毛が長い子は、まず手で水気を絞ってから。被毛の上から押さえるというより、皮膚と毛の根元をしっかり拭くような感覚でタオルを使いましょう。


  • 風通しの良い場所で休ませる
  • タオルドライ後はドライヤーの代わりに、なるべく風通しの良い日蔭で、愛犬を休ませるようにします。
    湿った毛に籠りやすい熱も、風に吹かれると冷めやすくなります。

    新鮮なお水をいつでも飲めるように、傍に用意してあげて下さいね。


  • 晴れより曇りの日を選ぶ
  • カンカン照りの日よりも、少し曇っている日の方が体感温度は下がります。
    人間よりも地面に近い犬にとっては、晴れた日の地面や水面からの照り返しのも結構な負担です。

    もし選べるようなら、ちょっと曇った日に水遊びに連れて行くのも、トラブルの予防になりますよ。

トラブルを防いで楽しい水遊びを♪

人間の子供と同じように、犬も水遊びが楽しいと興奮して、自分の体調不良に気付かないことがよくあります。放っておくと、いつまででも遊び続ける子も(´∇`;)

適度に休憩を挟ませながら、休憩中に体調の変化などをチェックしてあげましょう。体が冷えすぎていないか、興奮して熱中症になっていないか、飼い主さんがよく観察を。

犬は人間のように体全体から汗をかくことがなく、自力で体温を下げることが得意ではありません。なので、暑い季節には水浴びするのをとっても喜びます。
愛犬の気分もリフレッシュされるので、積極的に水遊びに誘ってあげて下さいね!

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犬山 はる子

犬山 はる子

パピーウォーカーの経験から犬に関心を持ち、犬の問題行動やストレスケアについての知識を深める。 現在は3頭の犬と暮らし、犬が与える癒しのパワーに日々お世話になっている。