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vol.4 「お手」は教える必要なし?


子犬のしつけは最初が肝心、と聞いたことがあるような。

この連載のタイトルにもあるが、犬を飼うことが初めてだった私。
犬を飼うことが決まってからというもの、とにかく四六時中、ネットや本を読んでは犬のしつけについて調べまくっていた。

そして、チワワのMaruが一緒に暮らすことになった。どうせなら、なるべく「いいこ」で「賢く」あって欲しいと思うのは、親の性ではないだろうか。

ということで、新しい家に慣れたと思われる頃から、少しずつしつけを始めることにした。


しつけにも色々とバリエーションがあるが、飼い始めの初期の頃に教えておいた、しつけの3つのコマンドについて今回はまとめてみた。
今思っても、これは早いうちに教えておいて良かったなあと思う。

これから犬を飼う人、またはこれからしつけを始めようという飼い主さんは、参考にしてもらえると嬉しいです。

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小型犬の子犬のしつけ方法

この記事で紹介するのは、しつけの中でも代表的、かつ実用的なコマンドの3つ。
私はこんな風に教えたら覚えてくれた、という注釈を付けたので、教え方に悩む人は試してみると良いかも。

アイコンタクトの教え方

これは名前の通り、飼い主と目を合わせること。
犬は、人間以上に「目で会話する動物」なのだそうだ。

名前が呼ばれたら飼い主の目を見る、おやつを差し出されたら飼い主の目を見る、など、とにかく何をするにもアイコンタクトを取ってから。
それが当たり前になってくると、犬は常に飼い主の様子を気にかけるようになってくる。

私の教え方はコレ!

最初は「目を合わせる」と良いことがある、と教えるのが大切。
  1. おやつを手に持って、愛犬の視線をおやつに集中させる。
  2. そのまま、手に持ったおやつを自分の目の前まで移動させる。
  3. 愛犬の視線と、自分の視線が交わるのを確認。
  4. ここまで出来たら、手に持っていたおやつを与える。これを繰り返す。

一番簡単で、基本的なアイコンタクトなのだが、実はこれがものすごく大事。

最近、あんまりコマンド(お座りや待て、など)が効かないなーと感じた時も、改めてアイコンタクトの練習をするのがおすすめ。
初心忘れるべからず、のように、アイコンタクトがしっかり出来ていると、コマンドにも素直に従いやすい。

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呼び戻し(「おいで」)の教え方

飼い主から離れた所に居ても、名前(または「おいで」のコマンド)を呼べば傍に来るというもの。

月齢が若い子犬ほど、人間の姿をみると駆け寄ってくる傾向があるので、早いうちに習慣化させるのが吉だ。

私の教え方はコレ!

  1. 愛犬から少し離れて、距離を取る。
  2. 名前を呼ぶ、または「おいで」のコマンドを発する。
  3. それに気付いて駆け寄ってきたら、ご褒美をあげる。これの繰り返し。

一目散に自分の元へ走ってくる愛犬の姿は、本当に可愛い。是非マスターして欲しい。ドッグランなどでこの指示が効くと、他のワンコをかき分けて走ってくる姿にきゅんときます。

遊びに熱中している時や、犬が「動きたくない気分」な場合でも、この呼び戻しが出来れば完璧。

「ハウス」をしつける方法

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来客がある時や、災害の時などに備えて、ケージやクレートの中に入るようにする指示しつけ。

これは成犬になってからだとしつけが困難、と聞いたので早めに教えたいところ。

私の教え方はコレ!

その頃はまだクレートを使っていなかったので、留守番や就寝時に使っているケージに「ハウス」させることにした。

【第一段階】「ハウス」の意味を理解させる
  • 犬をケージに入れる際は、必ず「ハウス」と言葉にする。
  • 抱っこでケージに移動させるときも、同様に。
  • ケージにおやつを置き、犬が自ら入ると同時に「ハウス」と言う

【第二段階】自分で「ハウス」させる
  1. 上記の手順で「ハウス」=ケージに入ること、と覚えさせる。
  2. ハウスさせたい場所から犬を離れさせ、「ハウス!」とケージを指差す。
  3. 自分でケージの中に入ったら、ご褒美をあげる。この繰り返し。

Maruの場合、「おやつ=ケージに入れば貰える」と覚えたらしく、私がおやつを取り出すと、自らケージに突っ走っていく。
なんか違う気もするけど、まあ良いか。(この場合は、ケージに入った瞬間に「ハウス!」と言うようにしている)

反対に、教えなかったしつけ

最後に、私があえて教えなかった2つのしつけについて。
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[まだ生後4ヶ月のMaru。夫の手に隠れるくらい小さかった]

私の場合「マテ」を積極的にしつけなかった。
よく、ご飯を与える前に「マテ」をさせるという話があるが、実は食前の「マテ」はあまり必要ないらしい。ご飯をおあずけされることでストレスになったり、早食いに繋がるということで、否定的な声が最近多い。

あともう一つが、「お手」をさせること。
これはしつけというより「トリック」だと個人的に思ったので、しばらく教えなかった。別にお手ができなくても、犬も人間も困らないと思うし。

しつけで感じた犬の特性

基本的に、犬はしつけないと覚えないものだと思う。

ただ、アイコンタクトなどの基本的な部分がしっかり身に着いていると、犬が飼い主の目を見たり様子を察したりして、主人の要求を汲み取ろうとする傾向があるように感じた。

Maruの場合はあえて教えなかった「マテ」や「お手」も、最近になって簡単に教えただけで出来るようになった。
たぶん私の「マテだから食べちゃダメ」という気迫などを、彼女なりに察したんじゃないかなとか思う。犬って、本当に空気を読むのがうまい。

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まるまむ

まるまむ

初めて迎えた愛犬チワワのMaruと暮らしながら、犬の幸せについて日々考えている。 愛犬の肉球の香りが、世界で一番癒される香りらしい。