dog44 うちの愛犬は、人間でいうと何歳くらいなのかな?

愛犬の年齢を把握しておくことは、実はとても大切なんです。シニア世代の備えに役立つうえ、何より人間換算した年齢を知ると、より愛犬に親しみを感じられますよね。

これまでの犬の年齢換算の方法は、小型犬・中型犬・大型犬の三分類で計算するのが主流でした。→ 関連記事【愛犬は今年で何歳?正しい犬の年齢換算まとめ】

…なんですが!
実は、ダックスやシーズーといった犬種によって、より細かく年齢換算する方法が発表されたんです。

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犬の年齢計算!犬種別の数え方

「正しい犬の年齢換算は、犬種ごとにするべき!」という見解から、Natural History Museumが発表し、イギリスのBBCニュースで取り上げられたのが、今回ご紹介する年齢換算計算式です。

まず、小型犬・中型犬・大型犬に分類するのは同じですが、生まれて3年目以降からは、各犬種ごとに特定の数値を設定して算出します。

早速、計算してみましょう♪


ステップ1



まず、生まれてから最初の2年間の年齢を計算する。
  • 小型犬:2年 × 12.5歳 = 25.0
  • 中型犬:2年 × 10.5歳 = 21.0
  • 大型犬:2年 × 9.0歳 = 18.0

ステップ2



下記の表から、該当する犬種に設定された1年ごとの年齢を探す。
それに生まれてからの年数-2年をかける。

例)
4歳のミニチュア・ダックスフンド
(生まれてから4年 – 2年) × 4.32歳 = 8.64歳

犬種別犬年齢換算


※日本では中型犬とされるビーグルや、大型犬のゴールデン・レトリーバーなどが、それぞれ小型犬と中型犬にサイズダウンして分類されているので注意して下さい。
欧州の方々と日本では、犬の大きさの感じ方が異なるのでしょうか。うーん。


ステップ3



ステップ1~2で、それぞれ算出した年齢を合計する。

<計算例>

4歳のミニチュア・ダックスフンド
(2年×12.5歳)+(4年-2年×4.32歳)= 33.64歳

6歳のシーズー
(2年×12.5歳)+(4年×4.78歳)= 44.12歳

8歳のチワワ
(2年×12.5歳)+(6年×4.87歳)= 54.22歳


例えば、上記の犬種で生まれてから10年目で計算してみると…

ミニチュア・ダックスフンド 約60歳(59.56歳)
シーズー 約63歳(63.24歳)
チワワ 約64歳(63.96歳)

…となります。意外にも、チワワが最年長になるんですね。

ちなみに、小・中・大型犬で三分類された場合の年齢換算だと、10年目の小型犬は一律56歳でした。
こうして見ると、同じ小型犬でも年齢が異なってくることがよく分かりますね。


またこの計算法には、人気のトイプードルなどの犬種が含まれていません。
日本で人気の犬種だからかも知れませんが、ぜひ加えて欲しかったなと個人的に思っています。

我が家にもトイプードルが居るので、情報がないかなと色々調べてみましたが…。残念ながらトイプードルに限定した年齢換算の情報は見つけられませんでした。また、新しい情報を見つけ次第お知らせします!

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犬種ごとの寿命は?

愛犬の年齢が分かったところで、平均的な寿命は犬種でどのくらい変わるのでしょうか。
あくまでも平均値ですが、参考程度にご覧ください。

※ジャパンケンネルクラブやアメリカンケネルクラブ、他wikipediaなどの情報を総合して、独自にまとめた数値になります。

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小型犬の平均寿命
  • トイプードル 15歳
  • チワワ 13.5歳
  • ミックス犬(体重10kg未満) 13.3歳
  • ミニチュアダックス 15歳
  • ポメラニアン 15歳
  • ヨークシャーテリア 14歳
  • ミニチュアシュナウザー 14歳
  • シーズー 13歳
  • マルチーズ 14歳
  • フレンチブルドッグ 12歳

中型~大型犬の平均寿命
  • 柴犬 13.5歳
  • ビーグル 13歳
  • ブルドッグ 10.5歳
  • シェパード 13歳
  • ラブラドールレトリバー 12.5歳
  • ゴールデンレトリバー 11歳
  • シベリアンハスキー 12歳
  • グレートデーン 8.5歳

チワワやトイプードルは長生き?

こうして見ても、身体の大きい子よりも小型犬は長生きしやすいようです。
その理由には諸説ありますので、一部をご紹介。

小型犬が長生きとされる理由

  • 身体に対して心臓や内臓が大きい
  • 運動量が比較的少なく、身体に負担がかかりにくい
  • 先天的な疾患の要因を持つ犬種が少ない
  • 室内で飼う場合が多く、異変に気付きやすい

とは言っても、大型犬でも13年以上生きる子も勿論います。
やっぱり、身体の大きさで命の長さは計れないものなんですね。

ペットフードの品質向上や、動物医療の進歩などもあって、長生きする子が増えてきているのが現状です。このまま平均寿命が上がって行ってほしいなあと個人的に思っています。

愛犬の身体年齢を知ってケアに役立てよう

わたし達の年齢に換算してみることで、まだまだ子供だと思っていた子が、実はもうシニア世代が近いことに気が付くきっかけにもなります。
定期的に愛犬の年齢計算をしておいて、フードをシニア用に切り替えたり、過ごしやすい環境に見直す時期を考えておくのも良いんじゃないでしょうか。

また、愛犬に長生きしてもらうには、健康管理のほかにストレス解消も大切です。
しっかりと愛犬と向き合い、ストレスフリーな犬生の手助けをしてあげましょう!

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犬山 はる子

犬山 はる子

パピーウォーカーの経験から犬に関心を持ち、犬の問題行動やストレスケアについての知識を深める。 現在は3頭の犬と暮らし、犬が与える癒しのパワーに日々お世話になっている。