98058b9953317e858ed1293276c9b6e5_s 花粉シーズンになると、体や目をかゆがるわんちゃんが増え始めます。近年急増している「犬の花粉症」ですが、わたしたち飼い主は普段の生活の中で、どんな対策を取ってあげられるのでしょうか。

既に花粉症になってしまっている子だけでなく、花粉症にならないための予防としても、日々の花粉対策はとっても重要なんです。
ですが愛犬にできる花粉症対策といっても、私たち人間のように花粉除けのマスクやゴーグルを着けたり、薬局で買えるお薬でなんとか…というわけにはいきません。


また、わんちゃん特有のお悩みとして挙げられるのが「花粉シーズンのお散歩」ですよね。
ということで今回は、花粉シーズンのお散歩で気を付けたいポイントや対策法、あまり知られていないお散歩後のブラッシングの危険性などについて詳しくお話していきます。

やってみると意外と簡単な対策方法も多いので、花粉が飛散する時期にはぜひ行ってあげて下さいね(*´∀`)

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愛犬の花粉症ケアのポイント

犬の花粉症は、人間が感じる花粉症の症状よりもずっと重く、犬にとってはかなり辛い症状が現れるのが特徴でもあります。
<関連記事>【犬の花粉症】くしゃみや鼻水だけじゃない!愛犬を苦しめる皮膚症状とは?

花粉症というのは、植物の花粉が目や鼻の粘膜などに触れることで引き起こされる、季節性アレルギーのひとつです。要するに、極力からだに花粉を付着させない・花粉を吸い込ませないこと最大の対策法ということになりますよね。

ということで、わんちゃんの場合の基本的な花粉対策方針は、シンプルにこの3点です!

  • 花粉を体(被毛)に触れさせない
  • 体(被毛)付着した花粉をすぐに取り除く
  • 普段過ごす場所に花粉を持ち込ませない

こうして考えると、人間の花粉症対策とあまり変わらないようにも思えます(*´ー`)
それでは次に、具体的な対策方法についてお話していきますね!

花粉時期の犬散歩。対策は念入りに!

6d87043d0e4036fd680acf6536429db2_s 花粉が飛び交う時期でも、愛犬のお散歩は欠かせません。
特に室内で飼われている子にとっては、散歩は外の世界と接する大切な時間です。花粉を理由に中止してしまうわけにはいきませんよね。

ということで、こんなところに気を付けて散歩に出掛けましょう!

花粉対策に服を着せよう

毎日の花粉飛散量については、日本気象協会のページでチェックすることができます。(⇒⇒日本気象協会 花粉情報 )

花粉が多い日におすすめしたいのが、犬のためのお洋服を着せることです。わんちゃんに服を着せることで、花粉が被毛や地肌に付かないように、ある程度予防することができます

服の素材としては、なるべくツルツルとした素材のものがおすすめです。反対に、ウール素材は花粉がくっつきやすい素材なので、花粉シーズンに着せるのは避けましょう。

花粉が多い時間帯を避ける

一日の中でも、花粉の飛散量は時間帯によって波があります。
諸説ありますが、一般的に花粉の飛散が多い時間帯は13~15時といわれています。

(※補足※)これに加えて、上空に舞い上がっていた花粉が地上に落下してくる夕方の時間帯にも、花粉の飛散量が増えるとされています。この時間帯は帰宅ラッシュと重なることもあって、地面に落ちていた花粉が再び舞い上がることも理由のひとつになりそうですね。

ということで、花粉シーズンの散歩で避けるべきなのは13~15時のお昼と夕方の時間帯。
反対におすすめの時間帯は、花粉の飛散量が少ない早朝や、夜の少し遅めの時間帯です

もちろん、深夜も花粉の少ない時間帯ではありますので、生活スタイルに合わせて取り入れられるのであれば、深夜のお散歩も花粉予防には効果的です!

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お散歩後のお手入れ

お散歩から帰ってきたら、必ず行ってもらいたいのが体についた花粉の除去!

着せていた犬服は玄関で脱がせて、すぐに洗濯カゴへ入れましょう。
もちろん、一緒に出掛けていた飼い主さんも花粉を浴びているので、コートや帽子などは粘着シートなどでコロコロしておき、付着した花粉を取り除くのを忘れずに。

手でパタパタと払い落とすのも効果がありますが、ホコリのように花粉が舞い上がってしまうのが難点です。室内では粘着シートを使って花粉を取るのが良いですよ~。

花粉シーズンにブラッシングはダメ!?

お散歩後にブラッシングを推奨する方はとても多いのですが、花粉シーズンに限って言うと、個人的にはあまりおすすめできません

というのも、ブラッシングすることで花粉が周囲に舞い上がったり、ブラシの動きで被毛の間へと花粉が押し込まれてしまう可能性があるからなんです。


ですがそうなってしまうと、「じゃあ、愛犬の体についた花粉をどうすればいいの?」「毎日シャンプーなんてできないし…」と困ってしまいますよね。
こんな時、おすすめなのが「ドライワイプ」という方法です。

ドライワイプとは?

dog96 ドライワイプとは「不識布を使ってペットの被毛を乾拭きすること」です。

不識布と聞くと…何か特別な物のように聞こえますが、床掃除に使うクイックルワイパーの類が正にドライワイプにうってつけのアイテムなんですヾ(〃^∇^)ノ
絡み合った細かい繊維が、被毛についた花粉やホコリをからめ取ってくれるうえに、ブラッシングのように花粉の飛び散りも起こりません

ホームセンターなどで売っている、こういったごく普通のシートです。
(必ず「ドライタイプ」「乾拭きタイプ」のものを使ってくださいね!)


これでサササ~っと体を撫でるだけで、しっかりとした花粉対策になります。小型犬サイズであれば、床拭きシートを半分に切っても、充分事足りますよ~。

他にも気を付けたい、愛犬の花粉対策

今回お話したこと以外にも、こまめにシャンプーをしたり、掃除を念入りにする、空気清浄器を使う…などなど、他にも色々な花粉対策があります。

こういった花粉対策はわんちゃんの為だけでなく、飼い主さんやご家族のための花粉症予防にも繋がります。
実際に、花粉症と長いお付き合いの私ですが、愛犬たちのために始めた花粉症対策のおかげなのか、マスク以外の対策をしていなかった頃に比べて、症状がかなり楽になったように思います。

家族みんなの健康のためにも、花粉対策。ぜひはじめてみて下さいね(´▽`v)

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犬山 はる子

犬山 はる子

パピーウォーカーの経験から犬に関心を持ち、犬の問題行動やストレスケアについての知識を深める。 現在は3頭の犬と暮らし、犬が与える癒しのパワーに日々お世話になっている。