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vol.19 愛犬チワワがドッグフードをやめるまで



愛犬チワワのMaruの食餌を、完全手作り食にしてから5ヵ月めに突入しました。
完全手作り食に変える前までは、ドッグフードと手作り食の半々で過ごした時期もあったので…ドッグフードのみの食生活をやめてから数えると、約9ヶ月。

今回は、ドッグフードから手作りご飯へ切り替えたことで感じた、愛犬の変化などについて
そもそも何故ドッグフードをやめようと思ったのか、手作り食を与えるうえで気を付けている事はあるかなど、色々とまとめました。

手作り食にちょっと興味はあるけど、ドッグフードも捨てがたいんだよなあ…と思っている飼い主さんの、一つの参考になれば嬉しいです。

チワワの悩み、涙やけ

以前、私がMaruに与えてきたドッグフードを紹介した記事でも触れたのだけれど、Maruの体でどうしても気になるところが、ひとつだけあったのです。

それは、涙やけ
チワワは目が大きい犬種なので、必然的に外部刺激を受けやすく、涙が出やすい体質ではあると思う。
でも、それにしてもMaruの下まぶたはいつも涙でビチャビチャ。動物病院で相談してみたものの、目に問題はなく、この子の体質によるところが大きいのだとか…。

 

よく、ドッグフードの口コミなどでも「涙やけが改善した!」と書かれていることがあるので、ドッグフードの種類によって涙やけになりやすい、なりにくい、というところはあるんだろうと思ってました。とはいっても、そういった評価のあるフードでも相変わらずMaruの涙やけは無くならない…


どうしたものかなあ、と思っていた時にふと目にしたのがこの書籍


ドッグフードの利点を利用しつつ、食材をトッピングするスタイルで、わんちゃんの健康に最大限配慮するごはん作りを提案。
手作りは良さそうだけど、時間がない、栄養バランスに不安がある、そんな飼い主さんにおすすめ。


この本で紹介されているのは、普段使っているドッグフードに、野菜や肉などを追加して与えるという方法。ドッグフードだけ与えていると、どうしても水分や酵素が不足しがちなので、それを補うためにトッピングをするというわけだ。

土台がドッグフードなので、なんとなく素人目からも栄養面で安心感がある。
毎日同じフードを与え続けていることに、なんとなく抵抗を感じていたこともあって、試しに始めてみることにした。

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愛犬のトッピングご飯を始めてみた

興味本位で始めた、ドッグフードにトッピングするご飯。
やってみると意外と楽しくて、慣れると準備にもほとんど時間がかからなくなった。だし汁や、茹でた野菜や肉、擂りごまなど…、与える量もワンコの体格別にまとめられているので、分量配分に迷うこともない。

何より、ドッグフードだけを与えていた時より、Maruがご飯の時間を楽しみにしているのが見ていてよく分かった。

改めて思う、水分の大切さ

dog58 ドッグフードにトッピングを始めてから、まずおしっこの量が増えた。
これは多分、トッピングのだし汁などの水分をたくさん摂るようになったからだと思う。おしっこの色の濃さも以前より薄くなったように感じたし、ウンチのにおいも、多少軽減されていたように思う。

 

1ヵ月ほど経つと、見て分かるほど毛並みに変化が

それまでサロンなどでも「毛艶が良いですね~」と言われることもあったので、別段気にはしていなかったのだけど…。明らかに毛がフワフワしてきて、夫にも「今日シャンプーしたの?」と頻繁に聞かれるくらい、全体的なフワっと感が倍増した。

恐らく、これも水分をたくさん摂るようになったからかなと思う。人間でも、水をよく飲む人は肌や髪がキレイな人が多いし。

半手作り食から、完全手作りへ

排泄臭が軽減されたり、毛並みが良くなったり、嬉しい効果があったトッピングご飯。でも、まだMaruの涙やけは改善されないまま。
これはもう何ともならないのかな、と半ば諦めていたものの…やっぱり、治るなら治してあげたいのが飼い主の心境。

 

ドッグフードをやめて、完全手作り食を試してみるべきかなと思っていた時。
ちょうどその頃、Maruが体調不良で全くご飯を食べなくなってしまった。完全な拒食状態で、本当にこれには参りました…

※愛犬がご飯を食べない時の対応策は、こちらの記事で。病的な理由がない限りは、この対応策で大概の子は食べてくれるはず。
愛犬が食事を食べない!何日まで様子を見るべき?対策方法まとめ
犬は時々、「ご飯を食べない」という行動を起こすことがある。なぜ犬は、突然食事を食べなくなるのか。その原因や対処について…(続きを読む)

ただ、その時に気付いたのが、ご飯をほとんど食べていないMaruが、涙やけを起こしていないこと。その様子に、やっぱりMaruの場合は食餌と涙やけに因果関係があるのだなと確信した。

ご飯を食べない愛犬に、手作りご飯

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[目の下がほんのり茶色いのが、涙やけです]

 

ドッグフードはほぼ食べず、鶏肉やかぼちゃなどはほんの少し食べてくれたので、病人食のような感覚で、鶏肉入りのお粥を与えるようにした。すると、ちょうど体調が上向いてきた時期だったのか、よく食べてくれる。やったね!

それまで、Maruは食欲旺盛で「食べない」ということがなかったので、この時の拒食状態からの「やっとご飯を食べてくれた」ときの、嬉しさや感動は言葉で言い表せないほどだった。ちょっと泣きました。ほんと。


その後体調は良くなり、元通りいつもの暴君に戻ったMaru。
ただ、またドッグフードに戻すことはせず、そのまま完全手作り食を続けることにした

というのも、それまでトッピングという半手作り状態だったので、そこから完全手作り食に変わるのも、それほど大変でもなかったのです。用意していたトッピングの量が増えるのと、Maru用に炊いたお米を用意するくらい。思っていた以上に手軽でした。

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ドッグフード断ちをしたら、こんな変化が

半手作り食から完全手作り食に移行して数日…。
びっくりするくらい、色々と変化が起こった。分かりやすい点を挙げると、こんなところ。

  • 色の薄いおしっこが出るようになり、量がすごく増えた
  • 水を自発的にあまり飲まなくなった
  • 耳のにおいがかなり軽減された
  • ウンチのニオイが気にならなくなった
  • 涙やけがなくなった

 

完全手作り食はかなり水分が多いようで、それによって十分な水分が体に入り、老廃物をしっかりと外に流してくれることで、体臭や排泄臭が軽減されたのだと思う。また、食事からの水分で体が満たされるため、あえて自分から水を飲む必要がなくなったらしい。

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[下まぶたがすっかりキレイに。横顔も決まってるね!]

 

そして、ずっと悩んでいたMaruの涙やけが…遂になくなった!!
これは本当に嬉しい変化でした。

※恐らく、ドッグフードそのもの悪いというわけではなく、たまたまMaruの体質的にフードの何かが合わなかったのだろうと思う。フードを食べていても涙やけ知らずの子もたくさん居るので、そこは誤解のないようにお願いします。

手作り食で注意すべき栄養バランス

愛犬の手作り食を考えるうえで、何より心配なのが栄養バランス
手作り食を考えているなら、何か参考になるような書籍を数冊読むようにして、愛犬に必要な栄養素やカロリーの目安などを知るのが最初の一歩です。

私がMaruの手作り食を始めるにあたって、参考にした書籍はこちら。


冒頭で紹介したトッピングご飯の書籍にも、手作り食のメニューがいくつか掲載されている。興味がある方は、まずトッピングから始めてみて、続けられそうならそのまま手作りご飯に…という流れがやりやすいかも知れない。

手作り食にするなら血液検査を忘れずに

手作り食を与え始めたら、年1回は血液検査を含む健康診断を、ぜひ受けてもらいたいと思います。
完全栄養食と言われるドッグフードと違って、手作りご飯は与える食材によって栄養価が変わるため、その子にとって必要な栄養素が不足する可能性はゼロではないので…。

また、犬種やその子の体質によって、他の子は問題ないはずのメニューでも、痩せてきたり、血液検査の数値に異常が出ることもある。(このあたりは、上記の長瀬先生の著書に詳しく書かれています)

一番は、愛犬が健康で居られるかどうか

私は「手作り食が一番!ドッグフードはダメ!!」と言うつもりはないので、無理に手作り食を始めなくても良いと思うし、ドッグフードが悪だとも思っていない。

でもうちの愛犬チワワの涙やけのように、どうしても気になる事があって…という事があれば、一度愛犬のご飯を見直してみるのも良いんじゃないかなと思います。
愛犬とそのご飯との付き合いはずっと続くのだし、焦らずゆっくり、色々と試してみてはどうでしょうか。

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まるまむ

まるまむ

初めて迎えた愛犬チワワのMaruと暮らしながら、犬の幸せについて日々考えている。 愛犬の肉球の香りが、世界で一番癒される香りらしい。